京都府和束町の茶農家でつくる和束茶手揉(てもみ)技術保存会は18日、町内では初となる茶摘みを行った。小雨の中、会のメンバーらが、つややかな新芽を手で丁寧に摘み取っていった。
城陽市で開かれる宇治茶の初市(今年は22日)を前に毎年行っている。
この日は午前7時半ごろから、会のメンバーや外国人実習生、ボランティアら約30人が同町白栖の西山勝行さん(67)の茶畑で作業し、茶葉約12キロを収 穫した。フランスからボランティアで参加した大学生のノエミ・エルビヒさん(24)は「最初はどれを摘んでいいかわからなかったが、教わってからはうまく 摘めた」と笑顔を見せていた。
収穫した茶葉は近くの茶業研修施設に運ばれ、蒸した茶葉を転がすようにもんで形を整える昔ながらの手もみ製法で新茶に仕上げた。
【 2018年04月19日 09時10分 】
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