「市会改革、見直し」評価最多 長岡京市民「しわけ隊」

2012-01-16 21:16:05 | 政 governing
議会改革のあり方を議論した「市政まるごとしわけ隊!」の旗揚げイベント(長岡京市神足・バンビオ) 事業仕分けの手法を用いて京都府長岡京市のまちづくりを考える市民団体「市政まるごとしわけ隊!」が15日、同市神足のバンビオで発足し、市議会のあり方をテーマに議論した。市議から議会改革の取り組み状況を聴き取り、参加者が評価した結果、「方法などを見直し」が最多だった。

 しわけ隊は市民のさらなる市政参加を促すのが狙いで、市内の事業主や市民らが立ち上げた。旗揚げイベントには市民ら約60人が参加し、市議も6人出席。インターネットで動画中継も行われた。

 まず市議が、地方議会の仕組みや役割を解説。長岡京市議会で策定に向けて議論している議会基本条例や、議会改革で検討している審議の動画配信や傍聴者による資料閲覧などの項目も説明した。

 しわけ隊メンバーや進行役の窪田好男京都府立大准教授が「議会基本条例で何が変わるか」「議員が条例を提案した例はあるか」「議員の報酬額は」と質問。市議は「議会基本条例で議会が見えやすくなる」「議員提出条例はないが、議員提案で市が条例を制定した例はある」「議員の年収は約700万円、手取りは約550万円。ここから活動費も出している」と答えた。

 会場からも「議会と理事者のやりとりに迫力がなさ過ぎる」「一問一答方式を議会に取り入れるべきだ」などの意見が出された。

 最後に参加者が議会改革を評価した結果、「方法などを見直し」が27票、「このまま継続」が22票、「抜本的にやり直し」が7票、「なにをおいても廃止」はゼロだった。

 次回は3月で防災を取り上げる。参加には入会費500円が必要。

【 2012年01月16日 11時23分 】


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