反戦平和へ誓い、高校生が討論 京都・長岡京でフォーラム

2016-07-24 09:57:02 | 会 party
 乙訓地域であった唯一の空襲「神足空襲」を伝える「平和を考える市民フォーラム」が16日、京都府長岡京市天神4丁目の市立中央公民館であった。地元高校生による平和討論が初めて行われたほか、追悼碑への献花、戦時の生活を体験するコーナーなどがあり、市民が反戦平和を誓った。

■献花、すいとん試食も

 1945年7月19日、米軍機の機銃掃射によって新神足村(現・長岡京市東神足)で死者1人が出た。市は89年に同日を「平和の日」に制定し、毎年この時期に同フォーラムを開催している。

 フォーラムでは来場者が戦没者たちへ黙とうをささげ、中小路健吾市長があいさつした。この後、乙訓高と立命館高の生徒6人が平和社会の実現などについて討論した。進行役は、市平和ビジョン懇談会会長の小林啓治府立大教授が務めた。生徒らは「テロや貧困問題に将来の不安を感じる」「自分たちにできることは、相手の人格を尊重し多角的に物事を捉えること」など率直に意見を交換した。

 また、西乙訓高演劇部が暴力をテーマに演劇を披露した。会場では、すいとんの試食や絵本の読み聞かせ、戦争をテーマにしたパネル展示などもあった。

 フォーラムに先立ち、JR長岡京駅東口の平和祈念碑と長岡天満宮の戦没者追悼碑で、中小路市長や遺族らが献花式を営んだ。

【 2016年07月17日 10時51分 】


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