仏教の言葉と写真コラボ 京都・宇治の平等院で企画展

2017-08-08 07:06:17 | 会 party
 仏教にまつわる言葉と組み合わせた写真の展示が4日、京都府宇治市宇治の平等院ミュージアム鳳翔館で始まった。公益財団法人仏教伝道協会(東京都港区)主催のフォトコンテストで入選した作品32点で、仏教の精神を伝える力作が来館者の目を引いている。

 コンテストは、現代語訳した仏典や各宗祖の言葉と写真で構成するカレンダーを作るために2014年から開いており、今回は16年の入選作品を展示している。

 「守り育て救い取るのが仏の心」との文言に添えられた写真は、つがいでひなを育てるツルの様子を切り取った穏やかな作品。「足ることを知る者は身貧しいけれども心富む」との言葉には、こけに覆われながらも柔和な笑顔が印象的な地蔵の写真が選ばれた。

 この日、開会セレモニーが催され、同協会の生田忠士常務理事は「人生の道しるべとなるメッセージが多い。ゆっくり見て、心を見つめ直してもらえれば」と述べた。カレンダーの文言を書いた書家の鈴木猛利氏による書道パフォーマンスもあった。

 展示は27日まで。平等院の拝観料が必要。

【 2017年08月05日 11時31分 】


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