住宅地の高さ規制、緩和を検討  大山崎町長が方針

2011-09-07 10:37:25 | 政 governing
天王山の麓に建つ円明寺が丘団地。景観保全を目的とした高さ規制は1974年に設けられた(大山崎町円明寺) 京都府大山崎町の天王山の山麓にある円明寺が丘団地など町北部の住宅地の高さ規制について、町は6日、今後、必要に応じて緩和を検討する方針を明らかにした。隣接する長岡京市域に開業する阪急新駅周辺の開発や、老朽化した同団地の建て替えを見越し、従来より踏み込んだ考えを示した。

 町議会9月定例会の一般質問で、江下伝明町長が答弁した。高齢化が進む団地のバリアフリー化と併せた高層化で人口増を期待する住民がいる一方、天王山の景観保全を求める声も強く、論議を呼びそうだ。

 円明寺が丘団地をはじめ、国道171号以西の町域には、都市計画法に基づき上限15メートルの高さ規制が設けられている。緩和する場合には公聴会を開いて住民の意見を聞いたり、町や府の審議会での議論を経る必要があり、越えるべきハードルは多い。

 町は答弁で「円明寺が丘団地は閑静な住宅街なだけに、規制を見直す場合には住民の合意を形成する必要がある。団地の建て替えはまず現状の規制の枠内で検討し、緩和はどうしても必要となれば考える」と条件を付けた。

 また、町は一般質問での答弁で、来年4月から、町第3保育所の給食調理業務を民間委託する方針を示した。人件費の抑制と民間活力の導入が目的で、現在勤務する調理担当職員については、本人の希望も踏まえて雇用の場の確保に努めるという。

 町は「他に2カ所ある町立保育所の調理業務を民間委託するかどうかは、第3保育所の状況を見極めた上で判断したい」としている。

【 2011年09月07日 10時16分 】

景観法と景観まちづくり
クリエーター情報なし
学芸出版社


最新の画像もっと見る

コメントを投稿