展示物気軽に触れて 吹田市立博物館で特別展 2011年9月8日

2011-09-08 11:45:23 | 民 people
気軽に来館者が土器などの展示物に触れることができる特別展 大阪府吹田市岸部北4丁目の同市立博物館で、気軽に土器や楽器などの展示物に触れてもらい、視覚だけでなく聴覚や嗅覚などあらゆる感覚を使って博物館を楽しんでもらう特別展「さわる-みんなで楽しむ博物館」が開かれている。10月10日まで。
気軽に来館者が土器などの展示物に触れることができる特別展

 同館では資料をケースの外に置いて来館者が自由に触ったり、においを嗅いだりできる「さわる-五感の挑戦」シリーズ(計5回)を2006~10年度に開催し好評を得た。今展はこうした実験展示の成果を総括する一環として企画した。

 須恵器や琵琶など実物の土器や楽器、仏像のレプリカなどを来館者が気軽に触れられるように展示している。

 全国的にも珍しい、無色透明なUV(紫外線)硬化樹脂インクを使った図録(2200円)も販売。点字や図解の立体印刷が施されており、視覚障害者と健常者が一緒に楽しむことができるつくりになっている。

 10日午後2時から、国立民族学博物館外来研究員で4月に市立博物館の学芸員に着任した五月女賢司さんによる講演「さわる展にふれる~博物館のモノにさわるということ」(先着120人)が行われる。

 五月女さんは「さまざまな感覚を駆使して博物館のモノに接すると、見るだけでは得られなかった情報があることに気付かされます。モノに触れ、モノやその背景にある歴史・文化に親しんでもらえれば」と来場を呼び掛けている。

 入館料は一般200円、高校・大学生100円、小中学生50円。23、24日は無料。問い合わせは電話06(6338)5500、同館へ。

UV硬化樹脂インク・点字


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