台風接近、イチジク収穫も急げ 特産地の京都・城陽

2018-09-01 10:32:10 | 商 trading

 京都府内の出荷量の90%を占める城陽市名産のイチジクが、収穫期を迎えている。近畿地方に台風が迫った23日には、同市富野の農業、中尾光利さん(40)が、風が強まる中で作業を進めた。

 同市のイチジクは、都市近郊の利点を生かし完熟してから収穫するため、甘みが強いのが特長。市によると、昨年は農家120軒が栽培し、約450トンを収穫した。

 中尾さんは今年、イチジクの栽培面積を昨年の倍の20アールに広げた。握ると指が食い込むほど柔らかく、真っ赤に熟した実を選び、丁寧に収穫した。中尾さんによると、今年は猛暑で例年より10日ほど早く熟し、今月10日から収穫を始めたという。

 中尾さんは「熟した実は傷つきやすく、水が入ると腐る。台風の前に柔らかいものは収穫してしまわないと」と手を動かした。作業は9月下旬まで続く。

【 2018年08月24日 11時50分 】



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