「自己肯定感を育んで」 京都で不登校や引きこもり考える

2017-09-24 11:22:00 | 習 learn
 子どもの不登校や引きこもりについて考える講演会が17日、京都府向日市寺戸町の医誠会診療所であった。京都教育センター代表の高垣忠一郎さんが「自己肯定感を育む子育て」と題して、子どもに対する家族の接し方について話した。

 子どもの不登校や引きこもりに悩む保護者が集える場として、昨年12月に発足した住民団体「大地」が特別定例会として開催。乙訓地域の保護者ら約50人が耳を傾けた。

 高垣さんは、現代の日本社会について「人間を『使える』か『使えないか』で評価している」と指摘。子どもたちも常に他人の評価を気にかけ、ありのままの自分を見つめられず、不登校や引きこもりで苦しむ要因になっていると強調した。誰もが自分らしく生きられる社会を実現するために「失敗した時に『大丈夫だよ』と許される体験が大切だ。子どもたちは痛みに寄り添ってもらうことで、だめな部分もある自分でも存在していいんだという肯定感を育む」と説明した。

【 2017年09月18日 11時38分 】


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