京都府向日市の向日神社で年1回開かれる「向日明神篝(かがり)狂言」が5日夜に迫り、市民らでつくる実行委員会が準備を進めている。1日には、観客に当日配る竹製の酒杯作りに取り組んだ。
狂言はかつて、観衆が酒を飲みながら楽しみ舞台を盛り上げるなど、より自由な雰囲気で行われていたという。実行委は、そうした昔ながらの「演者と観客でつくり上げる」狂言を復活させたいと、2006年の初開催時から、竹製の杯で飲む「かっぽ酒」を来場者に振る舞っている。
この日の酒杯作りには、実行委のメンバー10人余りが集まった。今回は、300個の杯を用意する予定。市内の竹やぶから切り出したハチクを、約10センチ幅で輪切りにした後、飲み口が滑らかになるよう機械で削り、中と表面を水洗いする。最後に「篝狂言」の焼き印を押して完成。メンバーは役割分担し一つ一つ丁寧に仕上げていた。
神社参道には、紫の地色に白抜きで「向日明神篝狂言」と書かれたのぼりも掲げられ、近づく公演の雰囲気を盛り上げている。
初回から出演を続け昨年亡くなった茂山千之丞さんの遺志を継ぎ、息子のあきらさんや孫の童司さんら茂山一門が創作狂言「火入れ冠者」など3演目を披露する。
午後7時開演。雨天時は向日市民会館で。有料で、前売り券ほか当日券も用意。問い合わせは、向日神社TEL075(921)0217へ。
【 2011年06月02日 11時13分 】
狂言はかつて、観衆が酒を飲みながら楽しみ舞台を盛り上げるなど、より自由な雰囲気で行われていたという。実行委は、そうした昔ながらの「演者と観客でつくり上げる」狂言を復活させたいと、2006年の初開催時から、竹製の杯で飲む「かっぽ酒」を来場者に振る舞っている。
この日の酒杯作りには、実行委のメンバー10人余りが集まった。今回は、300個の杯を用意する予定。市内の竹やぶから切り出したハチクを、約10センチ幅で輪切りにした後、飲み口が滑らかになるよう機械で削り、中と表面を水洗いする。最後に「篝狂言」の焼き印を押して完成。メンバーは役割分担し一つ一つ丁寧に仕上げていた。
神社参道には、紫の地色に白抜きで「向日明神篝狂言」と書かれたのぼりも掲げられ、近づく公演の雰囲気を盛り上げている。
初回から出演を続け昨年亡くなった茂山千之丞さんの遺志を継ぎ、息子のあきらさんや孫の童司さんら茂山一門が創作狂言「火入れ冠者」など3演目を披露する。
午後7時開演。雨天時は向日市民会館で。有料で、前売り券ほか当日券も用意。問い合わせは、向日神社TEL075(921)0217へ。
【 2011年06月02日 11時13分 】
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