保護者と教員、合唱を披露 大山崎中の文化祭

2011-10-25 11:44:27 | 祭 carnival
音楽教諭の指導を受け、合唱の練習に励む生徒の母親や教員(大山崎町・大山崎中) 京都府大山崎町の大山崎中で開かれる文化祭を前に、生徒の母親たちと教員が合唱を披露しようと練習に励んでいる。歌うのは「アラフォー(40歳前後)世代」が中心の保護者にとっては青春時代の懐かしのヒット曲だ。若手教員もギターを手にソロパートを担う。28日の本番へ向け、生徒に負けじと大人も盛り上がりを見せている。

 合唱するのはスピッツのオリジナル曲「空も飛べるはず」(1994年)とSMAPが歌った「夜空ノムコウ」(1998年)。大山崎中PTAの発案で、保護者と教員約40人が、9月から音楽教諭の指導を受けて練習を重ねている。自主練習もできるよう、参加者には各パートのCDも配った。

 合同練習は和気あいあいとした雰囲気で、教員が見事に歌い切ると、母親たちから大きな拍手がわく。長男が通う会社員田中和美さん(36)は「普段は担任としか話す機会がないので、いろんな先生と接点ができて楽しい。先生も歌に乗り気で相乗効果」と喜ぶ。

 西村勝利教頭(53)は「母親や若手教員には、私が現場の教師だったころの教え子もいる。合唱でまた縁ができてうれしい」と感慨深そうだ。思春期の揺れる心を表現した「空も飛べるはず」の歌詞について、「やんちゃな子ともたくさん向き合ってきたので、気持ちは想像できる」と話す。

 「夜空ノムコウ」でギターを弾き、木村拓哉のソロ部分を歌う富岡慧教諭(24)は「生徒から『先生、キムタクなんやろ』と声を掛けられる」と苦笑い。「お母さんたちの前なので緊張します」と恐縮しつつ「本番に強いタイプなので頑張ります」と意欲満々だ。

 今年の文化祭は従来より内容を充実させ、27、28日の2日間行われる。保護者と教員の合唱は28日午後2時25分からの予定。

【 2011年10月25日 10時42分 】

ベスト・フォーク100曲~青春のFolk&Pops~
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EMIミュージック・ジャパン


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