歌人・辰巳泰子の公式ブログ

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折り合いの事

2012-06-07 03:53:22 | 日常
家の人のご飯。



牛カルビ丼。
国産牛だよ!

泰子のおっかさまは、シンデレラ・コンプレックスです。
営業努力は「あさましい」とおもう人。

場合によるよ。

ライブやってたときを、例にとります。

泰子のライブ活動は、いわゆる歌人の皆様は、不埒にお感じになっただろうけれども。

ロフトも、サムライも、主催者から、ショバ代を取らないんだよ。
場所を借りるのに、公共スペースでも、お金いるのに。
ほんで、売上ナンボの世界だよ。
「うちでやって」と、声かけてもらって……それで、営業努力しないのは、仁義にもとる。

だから、ロフトのときはロフト、サムライのときはサムライという場に、少しでもふさわしい演出をとおもったよ。
いずれも、非日常空間を目指してるとこ。
なんとか、お金をかけず、手持ちのもので衣装を……となると、肌襦袢や浴衣でコスプレになった。

それから、もう一個。

前に、二健さんが、おっしゃったんです。

「ロフトのほうが有名なのに、どうしてロフトで続けないで、うちでやるのか、わからない」って、、、、

二健さん、覚えてないの?

2001年7・1朗読バトルが終わってすぐ、あなたが、誰より早く、「うちで」って、いうてくれたんやで。
すっかり後回しになってしまった……と、おもっています。
毎回、10人を切ることはなくて、よかった。

がんばった結果というのは、ひとの縁に、表れる。
ひょんなことから、六戈さんと復縁でき、わたしにはそれが、最高のご褒美でした。

いまは、朗読の活動は、主催イベントについては、お休み中。
いまは、歌集を買ってくれる人のこと、考え中。
これまでの集も、併せて。

正直、売れたらカッコいい、というふうには、考えられない。
いま、また、これまでにも、いわゆる「売れてる人」で、それはわたしのするはずだったのに……な仕事、してる人、ないんですもん。
皆、わたしにできないことをして、売れてるから、えらい。
でも、わたしがするはずのこと、してる人は、まだ、ない。

イメージを、結ぶのは、むずかしい。
ただ、努力することで、誰かが喜ぶ結果につながるなら……と、考えることは、できる。
そこのところが、わたしなりの、折り合いなのかな、って。

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