歌人・辰巳泰子の公式ブログ

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恋花 2

2012-06-12 15:36:49 | 日常
短く眠り、夢を見ていました。
ゆめのなかで、一首、一首、歌を書いていました。
織り重ねるように、書いていました。



わたしにはこれが、大阪の花。

おっかさまが、三国の工場地帯に、喫茶店を出していて、おっかさまを訪ねるのに、自分の通う小学校や、博愛社という児童養護施設の前を通って、踏切を越えて、自分の通っていた幼稚園の前を通って、電車の通る高架をくぐって……。

夏くれば……。
その道なりに、そこかしこにあふれて、ありふれて、咲いていました。

歌の道しかないわたしを、見つめてくれる人にしか、身も心も、捧げようがないよ。

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恋花

2012-06-12 14:05:05 | 日常
いまの時期、泰子んちの周りを、赤い紫陽花が、ぐるっと取り巻くのです。

以前は、青のほうが好きなのに、って、おもってたけど、毎年みてると、赤いのの、野暮ったさがなんともいえず、いとおしくなってきました。



ゆうべ、飲みすぎて、胃もたれしてます。
お酒に弱くなったんだけど、弱くなったこと自体、歓迎してる。

おいしいお茶が、飲みたい……。

つい最近、あるシーンに遭遇して、おもわれたこと。

いくつになっても、女性の、恋愛エネルギーは、凄いなぁ。
成就にかけるエネルギーも、継続に費やすエネルギーも、自分には、真似のできないものに感じる。
皆が、そうではないけれど、なかでも、パートナーという保険のかかる女性の、大胆さに驚かれる。
殿方に、充電のすきを与えない。
……きっと、相手のこと、そんなに好きでは、ないんだろうな。

わたしは、距離感の安定した関係性が、好き。
お互いを好きということが、ちゃんと、分かってて、養生しあえて、今年もやっぱり咲いてくれる、お花のような。

咲かせっぱなしでいようとすると、そのうち咲かなくなるんじゃないかな。

きょうは、12号の編集に入りたいけど、家の人をナビっておきたいことがあるので、タイミングを見計らい中。

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