短く眠り、夢を見ていました。
ゆめのなかで、一首、一首、歌を書いていました。
織り重ねるように、書いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/af/5cf0f8938d93cc46b9e497d6bff7849b.jpg)
わたしにはこれが、大阪の花。
おっかさまが、三国の工場地帯に、喫茶店を出していて、おっかさまを訪ねるのに、自分の通う小学校や、博愛社という児童養護施設の前を通って、踏切を越えて、自分の通っていた幼稚園の前を通って、電車の通る高架をくぐって……。
夏くれば……。
その道なりに、そこかしこにあふれて、ありふれて、咲いていました。
歌の道しかないわたしを、見つめてくれる人にしか、身も心も、捧げようがないよ。
ゆめのなかで、一首、一首、歌を書いていました。
織り重ねるように、書いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/af/5cf0f8938d93cc46b9e497d6bff7849b.jpg)
わたしにはこれが、大阪の花。
おっかさまが、三国の工場地帯に、喫茶店を出していて、おっかさまを訪ねるのに、自分の通う小学校や、博愛社という児童養護施設の前を通って、踏切を越えて、自分の通っていた幼稚園の前を通って、電車の通る高架をくぐって……。
夏くれば……。
その道なりに、そこかしこにあふれて、ありふれて、咲いていました。
歌の道しかないわたしを、見つめてくれる人にしか、身も心も、捧げようがないよ。