歌人・辰巳泰子の公式ブログ

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一般論と、呼びかけの準備

2012-08-09 07:33:05 | 日常
一般論。
詩歌の出版のこと。

詩歌や芸術書の出版の世界は、自費出版書籍で、会社の売上をだしている。
過去、よく売れたといわれる本の多くが、初版は自費出版だったりもする。
出版社は、実際にリリースしてみなければ、それが売れるかどうかわからないから、ひょっとしてな可能性のある書き手の場合、「あなたの才能を見込んで……」な、企画出版を持ちかける。
その先、いい本になり、ながく愛される本になるか、一気に売れる本になるか、どういうお産になるかは、版元と書き手の相性次第なのだとおもう。

わたしの想像だけど……。
著者の買い取りが少なかった場合、版元は、在庫を抱える。
本って、わりにいい環境にしてあげないと、傷むから、置き場所をどこにするかは切実で、やっぱ、著者が買わないと、版権の切れる前に、ひっそり処分ということにも、なるようにおもう。
もちろん、昨今、産業ごみとして、処分にもお金がかかるから、零細、中小の経営はいっそう切実で、だけど、泰子んちも、切実なのです。

もう50部、買い取るつもりをしてる。
だけど、それを、どこで申し出るかは、なりゆき次第とおもう。
だって、いちばん買う人、わたしやで。

内容の面では、かな遣いを改めるなど、「そんなことまでする」の仕儀。
著者として十分、努力してる。

身近な、宣伝協力してくださる皆さんに、気持ちよくご協力いただける態勢だって、整えなければならない。

そのために、自身で装丁する。

いまの若い人、通販で買う。
ウェブ通販の窓口の開設を、求めてる。
メールで注文を受け付けられるようにすればいいだけなので、ほとんど経費、かからないはず。
わたしだって、、やったこともない装丁の勉強して、突貫でやる。

ウェブ通販、していただけないとき、自分で全部買い取るかって、それは、ない。

自身で買い取った300部が、人にも知られ、また、大切にされるあり方を考えての寄贈になる。

そして、倉庫に残った部数が、バラバラにされてしまう前に引き取り手がつくよう、購買を呼びかけます。

いずれにせよ、部数の、きわめて少ないものです。
初版600部。たぶん、2300円。
300部は、寄贈に回ります。
このうち、売りに出されるのは、たった300部。
定価で……、つまり、いちばん安いうちに、お買い求めください。

シビアでリアルのことを、書きました。
格別のことではない。
つまり、この世界に、普通のこと。

見せかけ、人気作家のフリするつもり、まったく、ない。


辰巳泰子

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工夫の事

2012-08-09 01:48:32 | 日常
植え込みのあちこち、去年から、鉄砲百合が咲くように。
もともと野草ですから……どこかから種子が、運ばれてきたのでしょう。



西日が当たり暑そうなので、お花を、かいな(腕)でこさえた日陰にいれて、撮りました。

すると、格別にフォーカスをかけたような、光の加減になりました。
かいなの陰、ひとつで。

「撮ったからには写真なのだ」「鉄砲百合だから鉄砲百合なのだ」みたいな、あきらめのつけ方、イヤです……。

撮るからには、素人ですけど、もうちょっと、なんとかできるんじゃないか、というところにいたい。

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