自著「いっしょにお茶を」が出来し、おっかさまが、大阪から駆けつけてくれました。
そして、2冊持って、大阪へ戻ってゆかれました。
少し離れた一樹の果実が、跳ね飛んだのか、鳥が運んだか。
道端の植え込みに、去年から、にょっきり。
自ずから咲く、さるすべり。
なんとなく、昔日のことなど、思い返していました。
家の人を産んで、シングルマザーになって間もない頃、周囲の同世代に、お父さんお母さんになった人、まだ、誰もなくて。
生命への想いが、もう、周りの人々とは、違っているのだと、思い知らされることが、たくさんありました。
あれから、二十年近い歳月が経って……。
きょうの午後遅く、おっかさまと駅頭で、おっかさまもわたしも大好きな、コーヒーを飲みました。
それから、自分は仕事へ、おっかさまは、駅へ。
後姿を、見送りました。
おっかさまは、振り返りはしなかったが、わたしはずっと、見送っていました。
お元気そうで、よかった。
どうか、そのままずっと、元気でいてほしい。
そして、2冊持って、大阪へ戻ってゆかれました。
少し離れた一樹の果実が、跳ね飛んだのか、鳥が運んだか。
道端の植え込みに、去年から、にょっきり。
自ずから咲く、さるすべり。
なんとなく、昔日のことなど、思い返していました。
家の人を産んで、シングルマザーになって間もない頃、周囲の同世代に、お父さんお母さんになった人、まだ、誰もなくて。
生命への想いが、もう、周りの人々とは、違っているのだと、思い知らされることが、たくさんありました。
あれから、二十年近い歳月が経って……。
きょうの午後遅く、おっかさまと駅頭で、おっかさまもわたしも大好きな、コーヒーを飲みました。
それから、自分は仕事へ、おっかさまは、駅へ。
後姿を、見送りました。
おっかさまは、振り返りはしなかったが、わたしはずっと、見送っていました。
お元気そうで、よかった。
どうか、そのままずっと、元気でいてほしい。