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高地性ネペンテス

2008-06-13 | Nepenthes(ウツボカズラ)
(お知らせ)
クリスマスローズ種子プレゼント企画は該当者へ発送済、または近日中発送予定です。

※コメントありがとうございます。
PCの調子が悪かったり、忙しかったりでなかなかコメレスできません…


更新遅れてすみません、私生活で色々とありまして…
結構忙しい日々を送って送ってます。


クリスマスローズの季節は終わりバラもあっという間に散ってw
梅雨入りしましたが、高地性ネペンテスにとってよい時期がやってきた。
ネペンテス(うつぼかずら)は種類も豊富で、ホームセンターで売ってるのは
大抵アラータ(N.alata)という原種か一部の交配種で、殆どはマイナーで
一般には流通していない。
ネペンテスというと熱帯植物のイメージがあるけど実はそうでもなくて
大きくわけると低地性と高地性がある。
低地性は年間通じて20℃以上の高温多湿を好む種。
高地性はだいたい日中25℃以下、夜間15℃程度の冷涼多湿を好む種だ。
低地性は栽培に関しては冬季の保温に注意すればあまり問題ないのだが…

問題は高地性で夏季、高温多湿になる日本では栽培が難儀な部類だ。
冷房設備が必須といっても過言ではない。
他の植物と違ってやっかいなのが多湿を好み、うっかり乾燥や高温に遭ってしまうと簡単に枯れてしまう点だ。

自分もどうにかして夏をやりすごしているけど、なかなかうまくいかないですね~。
枯れるのはあっという間に枯れてしまう。それで生き残ったのを何とか現状維持している状態…
水も硬度の高い水はだめで、必ず純水か雨水を使用。
水遣りもひと工夫必要で、多湿が好きと言っても常に土壌がジメジメしていては
根腐れ。。。で、空中湿度はいつも60~80%以上必要。
そして無謀?にも無冷房栽培。だって冷房設備はコストが高いじゃん(涙)
以前はネペンテスにはまって、増やしすぎたけど無謀だと悟って
今では何とか管理できる数しか栽培していない。
高地性でも真冬以外は野外のざらし管理できるアラータ、ベントリコーサなどは
管理が楽だけど、問題はデリケート?な種類の高地性ネペンテス。

毎年、夏前に「これが見納めかな」と思いながらこの季節を迎えてるw
そんな高地性ネペンテスを紹介します。

N.bongso

3年くらい前に山田食虫植物農園さんで購入した。当時直径6cm程度。
グヌン・ガット山から採種の実生らしいです。
今では直径20cmオーバー。やっと大きめの袋がついた。
海老茶赤の袋。


N.ovata

ダークパープルっぽい袋だったのが渋赤の袋になってしまった。
できかけのもう1つの袋はもっと大きい。

N.hamata


何度も亡くなりかけた。一昨年の今頃はホルモン剤で調子を崩し、昨年は転落して
頂芽が折れもうだめかと思ったが見事に復活。
やっとまともっぽい袋がついた。
襟の歯のようなギザギザと毛深いところが特徴。
冷涼多湿が大好きで蒸れが大嫌い。しかし当方の環境は乾燥していて
夏季40℃~、冬季5℃という過酷な環境だ。
これら高地性ネペンテスは一年中野外にある(野外のビニール温室)
ガラス温室は現在使っていない。

次回も高地性ネペンテスです