少し古くなりましたが1月の末に岐阜県土岐市にある核融合科学研究所を見学してきました。
ここの施設は核融合をエネルギーに変える、原子力の場合は核分裂をエネルギーに変える。間違えやすいのですがこちらは原子力の様に危険ははるかに少ない未来のエネルギーだそうです。
核融合とは何か。
通常、水を0℃以下にすると氷になり固まる、・・・個体
常温ですと水は流れので・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体
水を100℃を超えると沸騰して・・・・・・・・・・・・・・・気体
もっと高温にすると原子の電子核と電子がばらばらになってプラズマになる。
そのプラズマが核融合しているのが太陽と云う事です、、、、、、、難しいですね。
そのプラズマを超電動磁石を使って引っ付ける、つまり融合するととんでもない太陽の様なエネルギーが出来る。つまり地上で太陽の様なネルギーを作る装置が写真の大型ヘリカル装置(実物大模型)で、ここの研究所の装置は世界最先端で最大だそうです。
これが本物の大型ヘりカル装置で、強力な磁力を作るために超電動コイルを-270℃に冷やし、ヘリカル装置は真空だそうです。その中に電磁波を使ってプラズマを高温にすると核融合でエネルギーが出来るそうです。
沢山のモニターが並んだこの部屋はヘリカル装置を遠隔操作する制御室です。NASAのロケット制御室の様なこの部屋には200台ほどのパソコンが所狭しとならんでいる。
この研究所は原子力発電所と違って何処でも写真撮影OKです。秘密の部分が無いのでしょうか、係の人に聞くと「真似て研究してもらって成果が上がれは喜ばしい事」。
本当に大事な所は見せてないのか?、それとも真似が出来るのなら真似て下さいとの自信なのか判らない。
せめてもの制約は靴の上からビニールの袋の様なものを被せて靴の汚れを落とさない様に。
この施設には外国の研究者も沢山研究に参加しているとの事です。
後何年すると夢のエネルギーが実現するのでしょうか。