菰野町に有るパラミタ美術館にアンコールワット展を見に行く。
アンコール王朝は6世紀頃からカンボジア(クメール民族)によってヒンドゥー教と仏教の宗教を発展させ、アンコール遺跡群として1992年にユネスコの世界遺産に登録された。 特に有名なこの遺跡「アンコール・ワット」は寺院の有る町と云う意味で12世紀ごろに建造された石の寺院です。しかしカンボジアの内戦でポルポト派によって大きく破壊されましたが今では随分復旧したそうです。 ヒンドゥー教の神、ガネーシャです、頭は象の顔です。ガネーシャは王さんの子として産まれましたが父である王さんの顔をよく知りませんでした。王様が宮殿に帰ってきた時、無礼をはたらき首を切られてしまいました。母である王妃はこの子は王の息子である事を明かし、宮殿の側を通った最初の生き物の首をシヴァ神が息子の身体につないだのでこの様に象の頭になったそうです。智慧と幸運を呼ぶ神さんです。 これは仏陀坐像です。仏陀が涅槃(悟り)の境地に入るため7週間にわたる禅定の間、滝のような雨が一週間も降り続いた。ナーガ(蛇神)は七つの頭を大きく広げて仏陀を守った。光背が七つの蛇の頭で仏陀はとぐろを巻いたナーガの上に座っています。
日本は神道の国でしたが仏教が渡来し神仏混同の宗教文化が栄えた。カンボジア(東南アジア地方)はヒンドゥー教の地に仏教が入り込み共に栄えた、何処かよく似ている感じです。 神像、仏像などの顔を拝顔していると信仰の歴史、奥深さが時空を超えて感じられる。そして科学が進歩しても人間の本質で有り永遠のテーマである「私は何処から来て、何処へ行くのか」をフト頭の中を横切った。
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