アイリス ふれあい農園

野菜作りを楽しみませんか。定年後の第二の人生の癒しに、家族で野菜を育てる楽しみ、土と戯れて野菜作りでストレス発散。

棟方志功の世界

2009年05月15日 | アート・文化

今日は三重県菰野町に有るParamita  museum に出かけ棟方志功の版画(板画)を鑑賞する。

このパラミタ美術館はジャスコを運営するイオングループの創設者が設立した「(財)岡田文化財団」が運営しています。Paramita・パラミタは梵語の「はらみた・波羅蜜多」の意味です。つまり迷いの世界から悟りの世界に行く仏の教えが展示されています。ですからこの美術館には池田満寿夫の「般若心経シリーズ」が常設されています、

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今回の棟方志功の展示テーマは「歌と仏の世界」です。

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「二菩薩釈迦十大弟子板画柵より普賢菩薩の柵」、少し色っぽい普賢菩薩さんです。

棟方志功は吉井勇(大正 昭和の歌人 )、谷崎潤一郎(大正 昭和の文豪)、大原寿恵子(明治 大正の歌人 ・大原美術館創設の孫三郎夫人) の歌や詩を板画にしました。棟方は誰をも師匠とせず独自の技法で苦難を重ね、歌と板画で仏の世界に悟りを求め入っていきました。

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天狗の板画も有りました、  吉井 勇の歌です、「寂しければ  酒(さか)ほがいせむ  こよいかな  彦山天狗あらわれて来よ」 凡人の私にはよく判りませんが寂しい時は酒でも飲もう、と云う事でしょうかね、 大いに賛成。  しかし人生に迷った時、仏の世界に悟りを求めるのか、酒を求めるのか、女性を求めるのか、大いに迷うところですね。

先日のゴーギャンにしろ、棟方志功にしろ、誰しも人生の悟りを求め、さ迷う姿が作品になった、私共の人生の作品は何なのでしょうか、何の作品が残せれるのでしょうか

詳しくは Paramita   museum   http://www.paramitamuseum.com で見て下さい。

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哲学の道と法然院

2009年05月12日 | まち歩き

京都府大病院に三ヶ月検診に行く、お陰様で今回はが出来ていませんでした、しかし油断はできません、今までの体験ですと次回の8月11日の検診で再びが出来ている可能性は大いなのです。

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病院を出てから銀閣寺方面にある有名な「哲学の道」を歩く。

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外人さんや修学旅行の生徒さんに多く出会いながら新緑の細い道を散策、しかし哲学めいた高尚な事は雑念が多く考えられません。

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道の途中で少し東に入り法然上人に縁のある法然院に寄る、苔むした山門が歴史の深さを漂わせる。

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境内を歩いていると「法然・親鸞の人間観」の法話が有ると書いてある看板が目に付く。 法然院管主 梶田真章さんのお話が有るとの事でこれは是非お聞きしなければと講堂に上がらせて頂く。

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穏やかな管主さんの笑顔、そして今の仏教は先祖供養を主とした葬式仏教になってしまった、しかし法然上人は「絶対他力」、つまり自分は今後何を犯すか判らない恐ろしい因縁を持っている、そんな自分を阿弥陀さんは知って助けの手を差し伸べて下さっている、とお話をされた。哲学を遥かに超えた仏教の教え、今日は「哲学の道」を歩いて良かった、病院の結果も良かった、充実の法然院参拝と法話で心健やかな一日を過ごす。

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ソバを嗜む

2009年05月10日 | まち歩き

ソバ通の友達と今日は三重県津市白山町まで出かけて行って友人の経営しているソバ屋さんへ行く。

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店の名前は「空木」 (うつぎ) 伊勢道の久居インターで降りて国道165号線を青山高原方面に車で15分程度走ると右側に店が見えてきます。決して立派な店構えでは有りませんが大阪や名古屋方面からもソバ通のお客さんがよく来られるそうです

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店内も雑然としています、しかし味にこだわるお客さんで今日も店の前には席待ちのお客さんが溢れていました。

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味の感性に弱い天狗さんはソバ通の友達にならってザルソバを注文、シコシコとして美味しいので二杯も戴いてしまった

店主はここから少し離れた所に民家を買った、その民家を改装してそこでソバ屋をするといって張り切っています。今の所より随分不便な場所だそうですがソバが客を呼んでくれる事でしょう。

味ときめ細かな接客マナーが飲食業の基本、それはその人の人間性で決まるのではないでしょうか。よく「どの職業が儲かるか」と話題になりますがそれは職業ではではなく経営者の人間性で儲かる店や会社も有れば、閑古鳥が鳴いている店や会社もあります、しかし意外と自分の人間性を知らずボヤいている人が多い様な感じるのですが如何でしょうか。

空木さんのご主人は儲かり過ぎてソバをこねる右腕が腱鞘炎とか、健康にもご主人さん気をつけて下さいね。

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ポール・ゴーギヤンを見る

2009年05月08日 | アート・文化

中学校の恩師が「何事も本物を見よ」と昔、云われた、映画はDVDになり、音楽はCDになり、絵画は写真になり、すべてイミティーションが手っ取り早い時代だ。だから己の感性もイミティーションで本物の良さが判らない様になっている。

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と云う事で今日は名古屋ボストン美術館にポール・ゴーギヤ展を見によ行く。平日にも関わらず美術館には多くの人がゴーギャンの名画に酔いしれていました。

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ゴーギャンは1848~1903。パリで生まれ最後はタヒチで亡くなりました。しかし彼の絵画は生存中は余り売れず貧困と病気、そして妻との別れ、愛する娘は若くして亡くなりゴーギャンの一生は決して恵まれ生涯ではなかった様です。

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彼の最後の傑作は「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」でした。この言葉は非常に宗教的な表現で彼がいかに人生に悩み苦しんだかが現わされています。ゴーギャンはこの絵が最後でこれ以上の絵は描けないと言っていたそうです。中央の人物は旧約聖書の最後の楽園のアダブか、人々の表情はバラバラの様ですが意味深い様子です。

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美術鑑賞の後は世界的に有名にスターバックスでコーヒとケーキで少し疲れを癒す、それにしても若いお客で店内は満席状態です、なぜこんなに若い人に受けるのでしょうか。

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その秘訣の一つがこの写真に有るそうです。盗み撮りをしましたが柱の陰の彼女、何か一生懸命勉強、仕事、彼女だけでなく他の客もテーブルに本やメモを置いて何かしています。店員さんは彼女たちの姿を気にする事もなく平然としています。つまり何時間も席を占領しても気楽におれる雰囲気が良いとの事です。コーヒもケーキもお値打ちでした。

田舎育ちの天狗さんも時々都会の空気を吸わないと若々しさが失われるものです、今日は少し若返ったかな、感謝、感謝の美術鑑賞でした。

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多度祭り

2009年05月04日 | 観光案内

五月四日、五日は我が天狗さんの故郷、多度神社の上げ多度祭り(三重県無形民俗文化財)です、今は東海地方だけでなく全国的に有名に成りました。多度祭りは雨がよく降りますが今日は天気も薄曇りで祭り日和です。

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参道は屋台が出て祭り気分を盛りたててくれます、この光景は私が幼い時と何も変わっていません、伝統的祭り産業はこの不景気な時代でも商売繁盛です。

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「行列が出来る」たこ焼き屋さんで先ずはたこ焼きをゲットして祭り気分を盛り上げる。

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午後二時過ぎ、既に参道は人、人、人で身動きするにも困難な状況ですが先ずは御祭神様の天津彦根命様(アマツヒコネノミコト)と天目一箇命(アメノマヒトツメノミコト)様へご挨拶に向かう。

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六つの地区から12頭の馬が約2.5mの垂直の坂を中学生から高校生の若者が武者姿で挑戦します、真に人馬一体の激しい祭りで怪我人が出るのは年中行事です、坂を駆け上がる馬は僅か三頭から四頭程度の難行で豊作を神占いします。今年は豊作、景気向上と行きたいところです。

何処の祭りも神さんに氏子達の元気な姿を見て頂く行事です、当然今は観光化しましたが本来は神さんと氏子達の厳かな神事ごと、怪我もなく無事神事が終えます事をお祈り申し上げます。

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