天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

有識者山内教授の無識

2016-10-23 02:14:49 | 時事

産経ニュースよりコピペ---------------------

東大名誉教授(歴史学)・山内昌之氏 使命感へのこだわり
生前退位 私はこう思う2016.7.15 07:06

 このニュースを聞いた瞬間、天皇陛下のお体のことを考え、ようやく激務からひとまず退かれることができるのではないかと、【ほっとした。】同時に残念でもある。戦後に誕生した新憲法での象徴天皇の試みに対し、ご自身の体験と思索をふまえて真摯(しんし)に考えてこられた。また、震災など自然災害の被災者への励ましやお見舞い、ハンディキャップのある人々へ向けられた温かいまなざしなど、天皇陛下でなければできない【使命やお仕事】が数々あるからだ。

 今回のご意向のポイントは3つある。第1は天皇の職務についてだ。大変責任感と義務感の強い方であり、老いにより課せられた職務を全うできず、不十分な結果になることを何よりも恐れられたのだろう。

 陛下は神話の時代から2千年以上続く、日本最古の【家系】に生まれた方であり、その威厳や伝統に障りがあってはならないというお考えもあったのではないかと思う。ご高齢のため、思うような行動や言語表現がなされないまま、天皇でいることがいいのかという問いなのだ。私自身は、陛下ご自身で責任を全うできないと判断された使命感へのこだわりを【尊重したい。】

 第2のポイントは、ご自分の課題への達成感や満足感による生前退位のご意向ではないかという点だ。陛下は、わが国にとって大事な日を4つあげておられた。広島、長崎への原爆投下、沖縄戦終結、そして終戦の日だ。陛下は長年、先の大戦で犠牲になった人々を悼む慰霊の旅を続け、昨年はパラオ、今年はフィリピンを訪問された。戦後の歩みのなかで、海外で慰霊の旅を実現された達成感による退位のご意向であり、むしろ前向きにとらえるべきだ。

 第3のポイントは、皇太子さまへの父としての思いだ。陛下のご発言をうかがうにつけて、父として子に対する愛情をひしひしと感じることが多い。即位されたからといって、即時に天皇としての存在感が生じるものではない。ご自身がご存命のうちに皇太子さまが即位することで、【皇位の継承をソフトランディング】させ、知識やノウハウを伝えたいと思われたのだろう。

 生前退位の実現には皇室典範の改正や関係諸法令との調整などが不可欠だ。国民の合意も必要になる。皇室典範には、摂政を置く規定があるが、退位についてはない。陛下は憲法や現行法のことを誰より尊重する方であり、ご自身の意思がそのまま反映されるとは考えておられないだろう。

 ただし、陛下に無理をしていただきたくないという思いは、政治家も国民も共通に抱いている。【失礼ながら、あえて企業との類比】で考えるなら、82歳という高齢まで現役の社長を続け、世界中で一番精力的に働かれた方だ。【普通】であれば、会長や顧問になる年齢以上であり、その激務を考えるなら、ひとまず退かれ、新天皇に助言などをされることに国民の異論はまずなく、世論も納得するのではないだろうか。(談)

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戦後の典型的な日本人のインテリ発言である。
つまり、天皇を一人の人間として捉えてそのお身体の調子を案ずる、"良い日本人"の見本の様な発言である。

しかしながら、失礼だとしながら企業の役職に例えるなどは本人の非礼や無礼だけではなく、崇敬の概念の欠落を表している。

このように日本代表の有識者たる大学の教授ともあろう方の天皇への崇敬の欠落はその国家観すらもが皆無であることの現れであり、戦後の日本を国民主権の名の下に作り上げてきたという自負から、自分個人の主観でしか皇室を見れないのである。

つまりは國體意識が完全に欠落しているのか、意図的に排除しているのであろう。

では何故このような"無識"の所謂有識者が判断を迫られるのか?

現在の国民の「生前退位」について、政府がどう対応すべきか、「生前退位が可能となるように制度改正を急ぐべきだ」と答えた人が70・7%に達し、「慎重に対応すべきだ」の27・0%を大きく上回っており、「生前退位」が可能となるように「憲法を改正してもよい」と思う人は84・7%に達した。「思わない」と答えた人は11・0%にとどまっている。

このような民意の中において有識者会議の結論はほぽ民意に近づくことは当然であり、必然的に有識者の結論が認められるからだろう。

ここで注意しなければならないのが、譲位以外の事に触れる皇室典範などの改悪であり、女系論や女性宮家などを議論してしまうことだ。

皇室の伝統を無視した山内教授の皇室を一般の家庭や家族と同質に扱うことの危険性に無頓着な民意は國體、或いは皇統破壊のなにものでもない。

しかしながら氏の発言は極当然のものであり、民意もこの譲位に関しては賛同するだろう。この皇室、或いは皇統の平板化は今回の譲位に関しては天皇陛下の意思として問題はないが、世間では継承順位にまで口を挟む風潮が見られ、皇室解体まで論じるものもある。

常々私は横田喜三郎の思い描いた日本になりつつあることを危惧せずにはいられない。

最後になるが氏の発言の中でそのように感じる部分を【】を付け強調しておく。