今年の祥月命日は穏やかだった。
前日は長男家族が、
当日は次男夫婦と娘夫婦が来てくれて
みんなで静かに手を合わせました。
やっぱり冬に続く空が苦手で、
何度も何度も気持ちが揺られで、
何でもないことに心が打ちひしがれ、
結局この季節になると全然進めてないことや
ちっとも強くなれてないことに気が付いて
やっぱり苦手だな、、とそんなことばかり考えて過ごしていました。
当たり前に生きられるようになって、
当たり前に楽しめるようになって
何にも知らない人から見ればなんて能天気なお気楽な人にしか見えないだろう。
でもそれでいい。
心の中は誰にも見えない。
見えたところで何をしてくれても、どんな言葉をかけられても
結局自分との戦いでしかない。
長い年月を掛けて気が付いたのはそれだけ。
私は私の思いを抱えて命が終わるまで生きていくだけ。
そしてまいこは死んでしまったけれど、
決して私にとっては死んでなどいなくて
ただ姿が見えなくいだけで
今も私はまいこと一緒に生きている。
それでいい。
15年の間、心を寄せくれ続けてくれたまいこのお友達には
長い間の感謝を伝え、
これからはそれぞれの場所でそれぞれが思うときに
まいこを思ってやってくださいと伝えました。
それでも、私や夫の友人たちが順にお参りに来てくれて。
それで十分。
15年も経つと、思いも状況も変わる。
何より私自身が変わった。
それでいい。
15年が経って初めてどんなことも「それでいい」と
そんな風に思える私になった。
それは私の小さな小さな進歩だろうか。
まあちゃんねんねとあの時言っていた孫は高校生になった。
写真のまいこしか知らない孫たちも「まいちゃん」と認識してくれている。
年明け早々、娘に3人目の子供が生まれる。
年明け早々、長男家族は新居が完成して地元に帰ってくる。
そして、あの時小学2年だった次男は無事就職して夏に結婚し、来春に父親になる。
昨日は次男夫婦のお供で安産祈願に行ってきた。
ここにまいこの近況を記せればどんなにいいだろう。
仕方ない。。
私の新しい年が始まりました。
16年目の日々も私らしく生きていきたいと思います。