天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

ー今日も素敵な1日でしたー

2021-02-21 20:44:00 | Weblog
以前に新聞で読んだのだけど、、

確か熊本地震で亡くなった方の日記帳ががれきの中から見つかって、、
その日記には毎日その日の出来事が記されてあり
そしてその日の締めくくりには必ず同じ言葉が。

ー今日も素敵な1日でしたー

私はあの日から毎日が地獄で、
幸せと感じることも、
楽しいと感じることも
嬉しいと感じることもなくなった。

いや、そう感じることも許せなかったし
現実には楽しいと思えてもいつも一つ足りなくて
嬉しいと思えても心からではなくて、、

そんな時間を長く過ごした。

今は楽しいもうれしいも幸せも素直に受け入れられるようになってきたが
時々そういう自分が冷酷な人間に感じることもあるし
それでいいんだよと自分に言い聞かせることもある。


大切な娘が青春真っ只中の19歳で命を亡くしたのに
夢も希望もたくさんあった娘の未来が失われたというのに
母が当たり前に生きていることさえ許せなく、
自分が幸せや喜びを感じることさえ許せなくて、、
長い間心が死んでいた。

でもいつの間にかきれいな空も、心地よい風も
綺麗な花も素直に受け入れられている自分がいた。
自然を素直に受け入れられるようになり
四季の移ろいの中で穏やかさを取り戻した。

コロナ禍の中で自粛生活はストレスの貯まる日々だが
それでも自分なりに生活の彩りも見つけられる。


満面の笑みで幸せだとは言えないが
決して不幸ではない。
細やかな生活の中にもたくさんの素敵がある。

私も…
今日も素敵な1日でしたと
1日の終わりに感じられるように
日々を過ごしたい。