天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

ざわざわしながら、、

2015-08-17 10:50:20 | Weblog
まいこがいなくなってから、、
12月は気持ちの浮き沈みの激しくなり、、
12月は主人をはじめ子供たちも
私を腫れものを扱うかのごとく扱うが
この8月もやっぱり苦手になってしまった。

12月が命日前症候群とすれば
8月はお盆前症候群というやつだ。

スーパーはお盆バージョンになり
周りは帰省で賑やかになる。

我が家も決して静かではないが
帰りを待ち続けている娘が帰ってこない。
年に1度の帰省もかなわない。

帰省する我が子をうきうきと迎える人たちを遠巻きに眺めながら
私は盆灯篭を出す。
そしてお盆用のお仏花を用意する。


鬼灯さえ見たくなく、、
御先祖様へのお供えならまだしも
我が子に手向ける供物を用意する理不尽さ。
鬼灯が灯篭がこちらへ帰る道しるべなのだと言い聞かせ用意する。

どんなに願っても、
一目顔を見ることも
お母さんと呼んでもらうことも、
抱きしめることもかなわない。

ただ心を研ぎ澄まして
まいこからの合図を探す。

今年のお盆はね、、
不思議と家のあちらこちらで優しい香りを感じた。
あぁ、まいこがいるんだって、、

おかあさん、ここでいい香りがするよ、
きっとまいちゃんがいるんだね、、
そんな風に高校生になった次男が言う。

お盆になるとなんでこんなにお花が高くなるの!!と
文句を言っていた私はもういない。
せめて可愛いお花を手向けてやりたいと
ただただ思う。
よそのお墓とは違い可愛らしく華やかなお花が立つお墓。
仏間も可愛いアレンジフラワーや立派な胡蝶蘭が並ぶ。
理不尽、、、それ以外言葉も見つからぬ。


お盆が終わって少しだけ肩の力が抜けた私がいる。

夏祭り、花火大会、海水浴、浴衣、、
たくさんの思い出のある夏ももう終わる。
やはりお盆が終わると少しだけ気持ちが楽になる私がいる。

我が子を思うお盆なんて、、やっぱりありえない。
お盆が終わったとて、、結局まいこを思い続けるのだから。


何年目のお盆?と問われ、、
8年半、9回目のお盆なのだと改めて
あぁあれからそれだけの年月を経たのかと、、
それでも、、
普段は能天気に、そして穏やかそうに見える日常の中で
悲しみ苦しみを上手に心の中に押し込める術を身に着けたなと思う。

あと何度、、、お盆を迎えたら逢えるのだろう。
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お盆

2015-08-14 22:36:20 | Weblog


昨日、迷って灯篭を出した。
我が子のための、、、そう思ったらやりきれない思いがあふれる。


ねぇ、まいちゃん帰ってきてる?
今日は大好きなお友達が会いに来てくれたね。
何か合図がほしいねって、、

合図はなくてもまいこはここにいるよ
そう言ってくれた。
そばにいる、そう思ってはいるけれど
確信がほしいよ、、

同じように我が子を失くしたお母さんがブログに書いてた。

菊の花は手向けないって。

同じだよ。
菊の花に恨みはないけれど
やっぱり可愛いお花を手向けたい


行きつけの花屋さんは何も言わなくても
気持ちを汲んでお花を用意してくださる。
ありがたいね。

お墓には不釣り合いな向日葵、、
それでもまいちゃん、あなたには太陽に向かって燦々と咲く向日葵が似合うね。


コメント (2)
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