天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

私を救ってくれた存在

2021-07-08 11:58:00 | Weblog
私が失意の中、
笑いもしない、
気力もない、
ただただ息をしてるだけの頃、、

私が可愛いねと言った一言に反応した夫が
私のために
トイプードルを我が家の家族に迎えました。



「みる」と名付けられたこの子に
私は依存した。
当時午前中だけの仕事を
やっつけ仕事のようにすませ
帰宅するとずっと抱っこして過ごした。

小さな犬の存在は家の中を明るくした。

みるは
夫がダメだよと軽く注意するだけで
機嫌を損ねるほどで
気に入らないと
何日もハンストするような我が儘で、、
少し気難しくて、、

夫がまるでまいこを見てるようだな、、と
よく言っていた。
そして、飼い主のママに似て
我が儘で自己中は天下一品と口癖のように
夫は言っていた。

私が在宅中はほぼほぼ一緒に過ごした。
そんな中、
みるちゃんに円形脱毛症のような症状が。
アレルギーかと心配して病院にいくと、

たぶんお留守番の間寂しくて
自分の体をなめてるのだろうと…

夫はいっそ会社に
みるちゃんを連れておいでと言った。

しかし、先生が
そんなことをしたらますます離れられなくなり
よくないと、、

お母さんに依存しすぎですよと注意された。

いや、私がみるちゃんに依存していたが
みるも私に依存していた現実。
私がそうしてしまったんだ。

「あのね、、みるはどう頑張ってもあなたより先に逝くからね」
あの頃くどいほどに私に言っていた夫。
夫は、みるが命を終える時の私の精神状態を
大袈裟なまでに心配していました。
仕方ないですね、、

みるちゃんか寂しくないようにと
そして、
みるちゃんに依存しすぎる私を心配して
夫はもう一匹犬を迎えた。





昴くん。

まあ男の子はやんちゃで甘えん坊で
いっきに賑やかになりました。

先住犬を最優先にと
全てにおいてみるちゃん中心でしたが、
お調子者で甘ったれで小心者の昴は
知らず知らずのうちに自分の存在をアピール。

いつしか、
私にべったりなみるちゃんをおしのけ
私の膝を奪いとった昴くんです。
そしてみるちゃんはすっかりバパっ子になりました。

そんな2匹も今年、10才と9才になります。

いくつになっても自己中なみると
年をとって少しだけ落ち着いた昴と
相変わらず気分屋でハンストするみると
体調が悪くてもしっかり食べる昴と
すました顔で注射を打たれるみると
看護師さんにしがみついて泣く昴と
ペットホテルに預けられると
ハンストするけどお利口なみると
ご飯はしっかり食べるけど一晩中泣く昴と
真逆な2匹だけどとても仲良し。

みるちゃん…と呼ぶと昴が走ってきて、
昴くん…と呼ぶとみるが走ってくる
相手に負けじと思うのか(苦笑)

私たち夫婦のかすがいにもなり、
夫婦の空気がおかしいときは潤滑油になり、
夫が出勤する時には、
パパが出掛けるよとお見送りを催促し

その存在は子供や孫には勝てないけど
でも負けてもいない…そんな感じ。

飼った責任だけは果たさないとと
この子達の面倒は最後まで看ないと
そんなことを思うこの頃。