天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

私の世界で生きる。

2016-07-05 21:59:01 | Weblog
あの日から・・
いろんなことを模索して生きてきた。

必死になったり投げやりになったり、
怒涛の苦しみの中を生きてきた。

知らぬ間に、9年半の時間が流れた。
1年2年と過ぎた日を数えながら来たが
でも、、今気が付けば9年半という感覚。
本当に知らぬ間に9年半だ。

まいこを失くして暗闇の世界に身を投じた私は
来る日も来る日もパソコンの前に座りこんだ。

9年前の私にパソコンを使いこなす技などなく
写真を整理するツールに過ぎず、
ネットをすると言っても見ているテレビ番組のHPであらすじなどを確認したり
お料理のレシピを検索するくらいで

そんな私に夫がネットで子供を失くした親の会とか・・検索してみたら・・と。

私はネットの世界にはまり込んだ。
そこで同じように子供を失くした人たちと知り合い
まるで旧知の仲のごとく心の内を吐き出した。

中には、、先を行く先輩だからと甘えすぎ
苦しい悲しいと思いのたけをぶつけ
自分本位過ぎると言われたことも
来る日も来る日も掲示板に書き込みを続け
いっそ自分のブログでも作ってそこに思いを吐き出したらと
お叱りも受けた。
そのころブログが何かの知識もなかった。

ネットの世界をさまよいたくさんの友を得た。
今でも関係を続けている友とは
よくここまで生きてきたね、、
あの頃は能天気な日常をブログに綴ることもあり得なかったねと、
携帯メールでのやり取りに絵文字などありえなかったねと、、
自分のブログを読み返してみるとよくわかる。

あぁ、ここまでよく生きてきたね私、、私たち、、

友達などいなくても生きていけることを知ったし、
世間に背を向けて生きていくことも簡単なことだと悟ったし、
それでもね、、
世捨て人のように生きていた私が
今は仕事をし、子供たちの母をし、孫たちのおばあちゃんをし、
夫の妻として普通に生きられるようになった。

いや、、時々苦しいほどに、息ができないほどの悲しみに見舞われるけれど
うまく感情をやり過ごす術も身に着けた。

だけど、、
やっぱりまいこに逢いたい。
        声が聞きたい。
        抱きしめたい。
どれだけ願っても願いはかなわない。

いつ死んでもいいと思いながら生きている。
明日、いやこの瞬間命の終わりが来てもいいと思ってる。
死ぬことなど怖いとも思わない。

こんな、、世捨て人のような私だが、、
いつ死んでもいいと思ってる人のほうが本当は強いんだよと言われた。

あぁ、、そうなのかもしれないと思ったりもする。

いいんだ、誰になんと思われようと
私は私のやり方で生きていく。
私の世界で生きていく。

誰が何を言ってくれても、何をしてくれても
我が子を亡くした悲しみ苦しみ虚しさ寂しさ消し去ってなどくれない。

いつの間にか、、リアルな知り合いは
まいこちゃんのママと呼んでくれない。
結局、まいこのママでいられるのはネットの世界の中だけなのかもしれない。

自分が生きやすい場所で生きていくんだ。
それでいい。

やっとここまで来たんだ。誰が何と言っても
私は私の世界で生きていく。