天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

交通事故被害者遺族の気持ち

2011-07-12 21:29:43 | Weblog
今日は岐阜県警本部で、
交通事故被害者遺族のSさん講演がありました。

Sさんのブログを拝見していたら岐阜県内の中学高校で
たびたび『命の授業』と題して講演をされている事を知っていたので、
前回の事故遺族の自助グループの集まりの時、
部外者はお話を聞くことは出来ないのかしら・・と聞いたところ、

今回、県警本部での講演が予定されているとのことで、
お話を聞く機会を頂きました。


主人は、
余り賛成じゃないようでした。
遺族の方のお話を聞けば気持ちがリンクするのは当り前で、
気持ちが落ちて行くのじゃないかと心配していました。
それよりも、
鍼治療とか、リンパマッサージとか身体のメンテナンスに行った方がいいのに・・・と。


まあ、自分でも迷いもありましたが、
それでも、やはりお話を聞きたいと思いました。

Sさんの話されることは、そのまま私の気持ち、現状、でした。

何も出来ない、子供たちに心も配れない、
おまけに、子供たちは強い、立ち直りが早いものなのだと、
漠然と感じてた思いと
同じ事をSさんも話されていました。


世間の人から見た私は多分おかしい。
でも、遺族仲間から見ればおかしい事でも何でもない。
同じなんだって。

今は私まだこんなだけど、
おかしくて当たり前なのだと、

そう気がついただけでも、お話を聞いた甲斐があったというものです。

今でも、娘を守れなかった事を悔んで、
何かが違ったら、まいこは元気に居たかしれない、そう思う毎日。
自分の時間は止まっているのに、
周りの時間は当り前に進んでいる苛立ち、
そして、今だ自分を取り戻せない私。

でも、それでも、少しばかりの進歩はしてるのかもしれないと思った。


結局は遺族にしかわからない感情はたくさんある。
時にこうしてどっぷりと遺族の方のお話を聞く事も必要ですね。
涙なしにとはいきませんでしたが、貴重なお話を聞かせていただきました。

ありがとうございました。
コメント (12)
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その場所・・・

2011-07-08 23:20:53 | Weblog
我が家の車庫は車が3台分と、パパの作業スペースがある。

あの日から・・
そこに車が入ることはなかった。

いつも・・そこは空間。

車庫の中に私のセルシオと長男が乗っているパジェロ。
パパの車は車庫の前に。

車庫に車を入れるスペースがあっても、、
雪が降っても雨が降っても、
パパはその場所に自分の車を入れることはなかった。

いや、

入れる事が出来なかったんだよね。。


ディラーに就職した長男クン。
通勤車は当然ながら自社の車が原則。

あれがいいの、これがいいの、
分相応な車にした方がいいだの、
どうせ買うのなら妥協する必要はないだの、
いろんな意見が飛び交う中、

中古車の見積もりをお願いしたり、
新車の見積もりをお願いしたり、

経費のかからない軽自動車に決めかけて、
軽自動車に150万も出すのなら、中古の乗用車の方がいいととか、
保険代がいくらになるとか、
ガソリン代がいくらかかるとか、
あれやこれやと悩みながら、

『どうせ、足車や、いい車必要ないやろ~
お前、セルシオあるし、、、』との先輩のアドバイスで、

何の変哲もないそれこそ分相応の車を買いました。


もう少し、話が決まるのが遅かったら、
パパが、まあええ、車代は出したるで欲しい奴買え!!と言いだしかねなかったわ(苦笑)


その分相応の車が納車されました。
そして、


まいこの車を入れていた場所におさまりました。



本当は、あそこには車は入れたくなかったんだけど、、、
折角買った長男くんの車、車庫なしは可哀そうだものね。

これでいいんだ、そうパパと二人で気持ちを納得させた。


いろんなことが変わっていくのは仕方がないけれど、
やっぱり複雑だ。
コメント (2)
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