天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

自助の会“ふれあい”

2010-01-28 20:51:41 | Weblog
犯罪被害者支援センターのほうで交通事故遺族の会として
岐阜で初めての自助の会が発足しました。

(浩ちゃんがお話したいことがあります、連絡下さいと
blogに書き込みしてくださったのはこの件でした)

事前に支援センターの方にもお会いしてお話をしました。

そして、昨日初めての集まりがありました。
私と同じように子供を亡くされた方が大半でしたが、
“岐阜で初”ということもありテレビ局、
新聞社と報道関係もたくさんいらしていました。



カラー写真でばっちり、私を知る人にはすぐにわかるような写真です。
おまけに、、
自己紹介を兼ねて一人ずつお話をしたのですが、
記者の方が私の話が終わるくらいまで同席されていたので、、
住所つきで私の話した内容が記事にされました。

初めて・・ということもあり緊張もありましたが、
回を重ねるうちに形も変わってくるのでしょう。

私にとっては先輩にあたる方ばかりでしたが、
皆さんが同じような苦しい時間を過ごされた方ばかりで
生きる道を模索しながら頑張って見えるのだなぁ・・と感じました。

方法はそれぞれで過程もそれぞれで、
みんながそれぞれのやり方で生きておられます。

大切な人を亡くし一人で苦しんでいる方もたくさんいます。
こうしてこういう会に参加できる事はありがたいことですね。

浩ちゃんさんを除いた方はみな初めてお会いした方ばかりですが、
次回の集まりがすでに楽しみな私です。

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夫と仕事

2010-01-23 09:43:29 | Weblog
私は
仕事の出来ない男は嫌いです。
頭の悪い男も嫌いです。
(頭の悪いというのは成績が悪い、
勉強が出来ないという意味ではありません。)
ヘラヘラしてる男も嫌いです。
八方美人の男も嫌いです。
知ったかぶりをする男も嫌いです。
自分の非を認めない男も嫌いです。

仕事の出来る男は、、かっこいいです。
賢い男は尊敬出来ます。
びしっとしてる男は素敵です。
頑固な男は、、なかなかいいものです。
知らないことを知らないと言える奴は素直です。
自分の非を認めて謝れる男は潔く感じます。

まさに私の夫です。

自分の身にかえても
私と子供たちを守ってくれる男と信頼は厚いです。
亭主関白は、、愛妻家でもあります。
外で鎧をまとって闘っているから、
家では、妻の前では弱みも見せます。
口は悪いですけど、言葉はきついですけど、
お腹の中は悪くありません。
(時々、そこまで言わなくても、、と思うことはあります。)
でも、、その反面、
口に出して言えばいいのに・・と思うことも多々あります。
周りの状況や自分のおかれた立場を考えて、
心の中にためてる苦しみもたくさんあります。
(私には言いますが、決して人には言わない思いがあります)
小さい頃に背負った大きな悲しみのせいで
人に甘えたり人に頼ったりすることが苦手なところもあります。
主人には私と子供たちだけが味方だという思いも強いです。

こうして文字にするとなんと素晴らしい男かと思われますが、
普通のどこにでもいる男です。
そして私もなんと夫思いの妻に思われそうですが、
自分勝手なわがままな悪妻です。

仕事はピークです。
仕事に対する思いや、まいこに対する思いを心に目いっぱいためながら
必死で働いています。

会社には、、
残念ながらパパの仕事を補うだけの力量がある人がいません。
パパ一人の肩にずっしりと。

秋口から、、
パパが壊れなければ、、とずっと心配してきました。
スムーズに進めばなんとか乗り切れるかと思っていましたが、
水面下でいろんなトラブルが頻発していましたが、
ここにきてどーんときました。

自分が頑張れば・・自分が我慢すれば・・
そう思って頑張ってた夫です。

『頑張らなくてもいいよ・・とは言わないけど、
とことんまで頑張らなくてもいいよ。。
我慢しなきゃって言うけど、、とことんまで我慢しなくていいよ。。』
そう言ったら少し気が抜けてみたいでした。

『あなたが出社するようになって、別に役にもたってないけど
俺の苦労を理解してくれるようになった事がありがたい』と、、
褒め言葉にもなってませんが、、、
そう思ってくれてるだけで役に立っているというものです。


今日も当り前に会社に行きました。
きっと誰にも弱みも見せず、強気な態度でいることでしょう。

会社も仕事も大切ですけど、
それよりもあなたのほうが大切ですから。。。




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観音様の掛け軸

2010-01-20 21:23:25 | Weblog
友人のお宅で優しい顔の観音様の掛け軸を見て、
私も欲しくなり、、
ずっといろんなところで優しい顔の観音様を探し続け、、
掛け軸屋さんや展示会などを見て回り、、
やっと、自分たちが気に入ったものに出会いました。
よく聞くと、自分の好きなように書いて頂けるとのこと。
いえ、別に大した希望はありません。

ただただ優しいお顔の観音様・・それが希望でした。

観音様なんてみんな同じ・・と思っていましたが、
それぞれにお顔も表情もしぐさも衣装も違っています。
お願いしてからやっと
絵が完成したとの連絡をいただいたので見てきました。

パパと一緒に見に行こうと思っていたのですが、
私が見て気に入ればそれでいいからと
一切を私に任せてくれたので、
一人で出かけて行きました。
それほど高価なものではありませんが、
お店の方は『奥さんの一存で決めていいのですか・・』と
心配してくださいました(苦笑)

良心的なお店で、
こちらの希望を聞いて書いて頂いたものなのに、
観音様の軸は希望される方が多いので
すぐに別の買い手がつくので
気に入らなかったら断っても構わないと、、







別に印刷でも手書きでも優しい顔の観音様であればよく、
画家さんが有名であろうが無名であろうが関係なく、
値段が安かろうが、高かろうが関係なく、
ただただ、自分が気に入ればいいという、
私たち夫婦の気持ちを汲みとってくださいました。



慈愛に満ちたお顔の観音様です。

せめて、床の間に飾りあの子を優しく包んで欲しい、
その思いだけです。。


お店の方は優しい観音様にこだわる私たち夫婦を
不思議に思ったそうです。
そうですね、

値段にもこだわらない、作者にもこだわらない、
希望は優しお顔、、それだけ。。
そういうものを欲しがるには私たちは若い夫婦だし、、、

お店の方は、
『画家さんはその道では有名な方で
ご高齢の方なのでもし、その方が亡くなれば
価値が跳ね上がるのは間違いありません』と(苦笑)

いえいえ、お金にするつもりも、手放すつもりもありません。


優しいお顔の観音様を飾ることで、
自分たちの気持ちが癒されれば、、
まいこを包みこむような眼差しで守ってもらえれば、、

要するに自己満足です。


ひと月くらいで表装が出来るそうです。
早く手元に届かないかな、、
待ち遠しいです。

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会話

2010-01-17 13:22:07 | Weblog
こちらは何日も雪が降って、、40センチほど積もりました。
来週はぽかぽか陽気になるとか・・
期待したいです。

アレンジフラワーのお稽古に行ってきました。



15日、月命日のお花。
 

寒い時なのでお花の持ちが良くて嬉しいです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

このところ週末ごとにお孫ちゃんが一人でお泊りにきます。
おしゃまさんなので、たわいもないことをお喋りしたりしてます。

ご飯の時、、、
食卓にまいこの写真をおいて、、
お皿やコップ、お箸を並べます。
いつもまいちゃんのお箸って・・ちゃんと並べてくれます。
でも、、
ゆいちゃんが言いました。

『おかあさん、まいちゃんお箸いらへんやろ・・・』と。
『まいちゃんお箸ないと食べられないでしょう・・』というと、
『まいちゃん、死んじゃったから何も食べられへんでしょう・・』と。

とうとうそう言う時が来たか、、、って感じでした。

『ゆいちゃんにはまいちゃんが食べてるところ見えないけど、
みんなと一緒に食べてるんよ。。。』
そう話しましたけど、わかったかどうか、、
これ以上言ったらいけないな、、とおもったのか
何も言いませんでしたけど。。

長男くんにその話をしたら、
『まだ小さいから、不思議なんやろ、、しかたないわ。。。』と、
母を慰めるよいな口調で言いました。
そうだよね、、
多分、姿が見えない麻衣子のために私たちがしていることすべて不思議なんだろうな・・・

『まいちゃんお空のどこにいるの??ゆいちゃんんは見えへん・・』
『そうやなぁ・・おかーさんにも見えへん、、、見えたらいいのになぁ・・』
『ゆいちゃんのお友達のおじいちゃんも死んでお空へいったんやよ、、
まいちゃんとお友達になっとるかなぁ・・』
『きっとお友達になってるよ・・』

5歳のお孫ちゃんとおばあちゃんの会話でした。
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成人式

2010-01-09 08:38:52 | Weblog
明後日は成人の日、、、
そしてこちらは明日、成人式が行われる。

成人式、、
娘を持つ母親なら・・
どれだけ晴れやかな、華やかな気持ちにさせられるだろう。
綺麗に着飾った娘の姿を見るのは感無量だろう。
いや、息子を持つ母親だって同じだよね。。
だけど、、、

私の娘は、、写真でしか参加することが出来なかった。
なぜ、、、、

あの年の成人式の日は苦しかった。
涙が枯れるほど泣いた。
翌年、何でもないことで気持ちが乱されて、、
やはり泣いた。

そして今年・・・
長男くんは、中学時代に部活動でお世話になったコーチが教育委員会に勤めていることもあり
彼から19歳スタッフとして今年の成人式のお手伝いをしてくれないか、、と頼まれたらしい。

彼の頼みでは断れないからと引き受けた長男くんは、
今日は準備とリハーサルに、明日は19歳スタッフとして成人式に参加する。

送られてきた成人式の式次第。
こわごわ開いた。
別に普通の式典にすぎないのだが、
まいこがこれに出席できなかったということがやはり悲しい。

明日は勿論外には出ない。
晴れ着を着飾った女の子など目の当たりにしたら苦しい。
勿論明後日も隣町で成人式が行われるから家に籠ろう。

そして、、ニュースもワイドショーもつけるのをやめよう。
しばらく、振袖のコマーシャルは減るだろうか・・・

来年は長男くんが成人式だ。
来年は、、少しは気持ちも落ち着くだろうか・・

年が明けて10日。
成人の日が済まないと日常に戻らない。
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長男くん

2010-01-07 10:34:20 | Weblog
天気予報は当たります。
朝起きたら、、外は真っ白、雪景色でした。
せっかく雪が溶けたと思ったのに、、、


朝6時、窓の外の真っ白な風景に、、、、
車庫まで続くタイヤの跡、車庫から玄関まで続く靴後、、、
明らかにそんなに時間がたっていません。
どう考えても朝帰りですね、、長男くん。

はぁ~
昨夜バイトが終わり『ちょっと友達んち寄ってく~』とメール。
『またですか
あなたのちょっとはどれだけなのか、、、


免許を取ってから、、帰宅するまでドキドキと不安な時間を過ごした母も
今では帰宅を待つことなく寝ることにしました。
はい、心配などしていたら身がもちません。

娘たちには厳しい父親だったパパも、息子には寛大です。
門限が厳しくいつも四苦八苦していたお姉ちゃん。
まいこが免許を取った時も一番に確認したことは
『まいこも当然門限あるよね』でしたね。。

まいこの事はことのほか信頼が厚かったのか、
パパはあまり厳しい事を言うことはありませんでした。
やっぱりまいこは優等生タイプでしたからね。

さて、我が家の型破り長男くん。
これはもう、お手上げ状態ですわ(涙)
やりたい放題、自分の思うがままの行動よ。。。。

1日お利口に帰宅したことを逆手にとり、『昨日はちゃんと帰ってきたし、、』と
大きな顔で当り前のように出かけて行きます。
電話は全部留守電に回されます
メール?忘れた頃に自己中な返事が帰ってきます。勿論手短に、、、、


冬休み、
バイトに明け暮れ、遊びに明け暮れ
毎日忙しいことで、、、、

今月はバイトを頑張って立て替えてあげたタイヤ代を
一括返済してくれるらしいです。

こんなお気楽な長男くんですが、
ことのほか、人に可愛がってもらうのはお得意で、
高校を卒業したらお年玉はなしの身内のしきたりもなんのその、、
『お金がいくらあっても欲しい時だから・・』と
お年玉が届くのには驚きです。
さすが長男くん・・・

長男くん、あなたは学生じゃなかったのかしら・・
勉強してる姿はさっぱり見ませんが、、、、
新学期が始まったら頑張ってくださいな。。


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人それぞれ

2010-01-05 10:02:19 | Weblog
娘を亡くしてからネットサーフィンにはまった私。

今でもあまり変わらない。



とにかく同じ経験をした人ならこの苦しみをわかってくれる

そう思い

来る日も来る日もそんな人を捜し求めた。

そうして友達が出来、支えあって今日まで来た。



毎日お互いにコメントしあうブログ友もあれば、

日記を読ませてもらうだけの方もあれば、

読んでくれるだけの方もある。




そして思うことは、人それぞれだということ。

悲しみの形も、進み方も、生き方も、

みんなそれぞれで、、

どれが正しくてどれが間違ってるわけでもなく、、




私は、、まいこを亡くして自分を見失った。

長い間、、自分が自分ではなかった。

長い時間引きこもった。

たくさんいた友達とも距離をおいた。

あれやこれやと楽しんでいたおけいこごとも出来なくなった。

毎日手をかけていたお料理すらまともに出来なくなった。

お化粧もおしゃれもせず、

まるで生活にくたびれた中年のおばさんになり下がった。



それでも、時間なのか、支えてくれる人のおかげか、

笑うこともできるようになったし、外にも出られるようになったし、

お仕事にも行けるようになったし、

昨年はおけいこごとも再開したし、

旅行にも行くし、美味しいものも頂くし、



でも、だからと言ってまいこの事を忘れたわけなどなくて、

まいこがいなくなったことを納得したわけでもなくて、

ましてや悲しみが消えるわけでもなく、

今でもまいこを思って泣かない日はないわけで、、、



それでも、私は楽しかった時はたのしい日記も書くし、

嬉しかった時は嬉しい日記も書くし、

馬鹿な日記も書くし、

毎日毎日悲しい、辛い、寂しい、悔しい、とばかりは繰り返せない。

たとえ心の中はそんな思いで溢れかえっていても、、、



わが子を亡くした親は自分が楽しんじゃ駄目ですか・・・

自分の事を考えて生きちゃだけですか・・・

楽しい時は楽しいと、美味しい時は美味しいと、

嬉しい時は嬉しいと、、

そんな風に感じちゃおかしいですか・・・



私は、亡くなった娘が幸せになれる方法があるのなら、

たとえこの目で確認することが出来なくても、

どんなことでもしてやりたい。



今の私が見つけたまいこが幸せになれる方法は、

この私が私らしく生きることなのだ。

それが、まいこを安心させる一番の方法なのだ。




まいこは・・私が毎日あの子を思い泣き暮らすことなど望んではいない。

私らしく生きることを望んでいるに違いない。

そんな風に思っている私。

それでも、そんな風に生きるのはすごく難しいことで、

簡単に前向きにもなれないし、簡単に元気にも明るくもなれないし、

楽しむことも、明るくすることも、

いや生きること自体に必死にならなきゃ無理なのが現実で、、、

元気そうにみえても、楽しそうに見えても

それは私自身のほんの一部であって、、、


偶然目にしたところで

私の考えを否定されるような考えが綴られたものを読んだ。

勿論私に対して書いているのではなく、

ご自身の思いを書かれていただけだが、、、



いろいろ感じた事がある。

だけど、、



やっぱりひとそれぞれなのだ。



私は私のやり方で生きて行けばいいんだ。

まいこがいなくなった事を認めたいわけじゃない。

だけど、、まぎれもなくまいこが今でも存在していて、、

姿が見えないだけで一緒に生きていると信じることで私は生きていられる。

だから、、

やっぱり、まいこが喜ぶように私は生きたい。

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