天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

義父の死

2013-02-24 16:00:46 | Weblog
まいこの月命日である15日に義父が天に召された。
あの日と同じ金曜日だった。

いつもと同じように夕飯を食べ、いつもと同じように眠るまでの時間を過ごし、
いつものように眠りにつき、そのまま苦しむことなく逝った。

病気療養中でよくなることは望めないが、このまま時間がもう少し続くと思っていました。

子供にも子供の連れ合いにも、孫たちにもひ孫たちにも愛情を注ぎこんだ義父だった。
子供4人、その連れ合い、孫12人、ひ孫6人みんなに愛情を注いだ義父だった。
嫁の私の事も大切にしてくれたし、何より娘とわけ隔てなく愛してくれた。

なのに、、最後まで不出来なままの嫁でごめんなさいね・・・

まいこを亡くしてから・・・
親を亡くしてもそれは順縁で、当たり前のことで、冷静に普通に受けいれられると思ってた。

でも、ショックも悲しみも大きくて・・
そんな自分に多少なりとも戸惑いを感じている。

夫も、冷静でいる自分を想像していたらしく、
多少は早かったとは思うが77歳の父親が亡くなってこんなに泣く息子は珍しいだろうと
自分でも感じるほど泣いた。


人の死というのはそういうものなのだろう。

義父が愛して止まなかった2人の内孫が
冷たくなった義父の布団にもぐりこみ、義父の頬を撫でながら納棺の時までを過ごした。


義父は盛大に、たくさんのお花に囲まれ、たくさんの人の涙で送っていただいた。
みんなが精一杯の思いを込めて義父を送った。

やんちゃなだけかと思ってた義父、でもどれほどの人徳を積んできたんだろう。
あっぱれと思うようなお見送りだった。


お義父さん、まいこのこと頼むね・・そう言葉をかけた。
いや、まいこの言うことをよく聞くんやよ、おじいちゃんと娘は声をかけた。

最後の夜は義父にたくさんの愛情をかけてもらった孫たちが義父の棺を囲んでお酒を飲んで
みんながおじいちゃんに話しかけて過ごした。

葬儀屋さんが、今時こんな光景はなかなか見られませんと感心されました。


私は・・義父にもしもの事があったら・・あの斎場にいられるんだろうか・・とか、
お通夜の間冷静にいられるんだろうか・・とか、
あの火葬場のロビーにいられるんだろうか・・とか、
そんな何でもないことばかり心配していたが、
そんな事を思う余裕もないくらい、

参列して頂いた取引先やお得意様に挨拶をくり返し、
喪主は義妹婿さんなので、親戚関係は義妹夫婦に任し、
私たち夫婦は仕事関係の方々に失礼のないようにとそれだけに神経を使った。

すべてが済んで義父は小さな箱に収まった。


義妹夫婦が義父母には本当によくしてくれていた。
義父も幸せだったと思う。
そして義父が何より心配しているだろう義母の事もあのお婿さんがいてくれたら安心とさえ思える。

私は最初から最後まで、そしてこの先も長男の嫁でありながら
何一つ出来ないです。
ただただ義妹夫婦に感謝するのみ。

義父の所には毎日ご近所さんが会いに来て下さる。
本当に幸せな人だね。

手を合わせることしかできない嫁を許して下さい。

お義父さん・・まいこのとこお願いします。
こんなに早く逝くのなら・・
まいこにあったら私の代わりにギュッと抱きしめてねって、、
そう頼んでおくんだったよ・・・