天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

子供たち。

2010-02-23 16:07:20 | Weblog
4人の子供たちは、、
私とパパと二人で育てているのに、
全くそれぞれ違って、、、

お姉ちゃんは・・・
いい子ねといつも褒めてもらった。
性格がおっとり(今はそうではないけど)してて気持の優しい子で、
学校の個別懇談でも性格だけはいつも褒めていただいた。
お友達のテストの点数がよい事が自分の事のように嬉しい子でした(苦笑)

まいこは、、、
負けず嫌いで・・・
お姉ちゃんはお友達が褒められた事さえ嬉しく感じる子だったけど
まいこは負けたくない子だったなぁ・・
だからとことん努力する子だった。
なにせ、人に負けたくないから塾に行くと言うような子だったから・・
中学時代、塾に行ってまで勉強せんでいいと、、担任に言われた(苦笑)
成績もよかったけど、
学級委員長とか、生徒会の役員とかもたくさんしたし、
お遊戯会とか、文化祭の劇なんかはいつも主役だったなぁ・・

長男くんは、、、
お姉ちゃん2人の後の男の子だから・・
性格の優しい子で、やんちゃなのに可愛らしいというか・・
いまだに、『俺』とか『めし』『食う』『風呂』じゃなく
『僕』『ご飯』『食べる』『お風呂』と言葉使いも柔らかい。

長男くん、お勉強はまぁ人並み・・(少し落ちるか、、)だけど
スポーツだけはお得意。
剣道、バレー、スキー、水泳、運動は何でもOK
運動会ではいつも選手リレーの選手だったし、応援団とか、、、
母はどれだけ長男くんのおっかけを楽しませてもらったことか。。

さてさて、次男君。
お姉ちゃんとは14歳、まいことは11歳、長男くんとは8歳も年が離れてて、
まぁ私たちも子育てを忘れたころに生まれた子なので、
ましてや超未熟児で生まれて命があるだけでよしとしようと思って育てた子なので、

う、、、、、ん、、、、
取り柄がない。
性格は控えめ、勉強もいまいち、スポーツもいまいち、、、、、
とにかく、姉兄にかなうものがない。

いや、多分私たちがいけなかったんだろう。
勉強は・・いつもまいこと比べたし、運動はいつも長男くんと比べたし、
だから、、出来ない、駄目と決めつけていたような、、、、気がする。
私自身まいこや長男くんの時のように親ばかになれないんだろうなぁ・・・
いつも友人との会話でも、『次男君はね、、、、』と言う感じになってしまうから。。

もし、あんな事が起きなかったら・・・
次男君も違っていたんだろう。
たった7歳でちっちゃいママだったお姉ちゃんをいきなり亡くしたんだもの、、
一番無邪気にのびのびと成長するべき時に、
両親の涙と、母の無気力に向かっていくには無力すぎたと思う。
彼は、、私が泣いていても、寝込んでいても、何も出来なくても何も言わない。
いやなんといって言葉をかければいいのかさえ分からなかったのだろう。
ただ黙って自分のおやつを半分仏前に供える、ドングリや石ころや葉っぱを供える。
それがあの子の出来る精いっぱいの事だったんだろう。

最近、、
おとなしかった次男君が元気になった。
お友達といると大きな声で楽しんでる様子がうかがえる。
お勉強は、、相変わらずいまいちだし、長年稽古に通ってる剣道もいまいちだけど、
少しずつ進歩の跡が見えるような気がする。
あの子の中で何かが変わったような気がする。

時々無言の抵抗をしたり、自己主張をしたり、、

なんか・・そんなことでも嬉しく感じるこの頃。

次男君にとってのこれだってものがそのうち見つかるかな・・・
もしかして、突然にメキメキと何か芽を出すかもしれない。
そんな予感さえするようになった(親ばか)

私たち親も、少しずつ自分を取り戻しつつあるのだろう。
春が来たら、6年生。
今年はしょー君のママを頑張ってみよう・・なんて思えたりする。

高望などしてるわけではない。
ただ、、次男君が彼らしく生きる道を見つけてくれると嬉しい。


自助の会

2010-02-19 15:32:01 | Weblog
昨日は交通事故遺族の会の2回目の集まりでした。

1度目の集まりは皆さん緊張もありましたし、報道関係も入っていたので固かったですね。
今回は何人の方がいらっしゃるんだろうって・・

前回も参加された方が私を含めて5人、そして新しい方が3人。
一通りの自己紹介を済ませ、フリートーク。

みんな同じ思いなんだなぁ・・
同じこと考えてるんだなぁ・・
同じ苦しみ抱えてるんだなぁ・・・

ぺちゃくちゃしゃべる女性陣に、涙あり笑いあり・・
そして、今回も参加されていた少し年配のお父さんが、時々、
なるほど・・・って思えるような優しくさとされるように話される言葉が心地よく。。

時間にお開きになりましたが、
女性陣はロビーに場所を移してお喋りを続けました。

前日の夜、主人が『集まりに行くと少しは気持が楽になる??』と聞きました。

私は『気持がどうとかではなく、お隣のおばちゃんとは出来ないお喋りをしに行く場所よ』と

何を話してもそうなのよ・・とうなずき合える方々ですから、
気持は凄く楽でした。

先輩の
『私は息子のために生きる、息子に恥をかかせないように生きてく』って言葉。

私も、、
さすが私のおかあさんって言われるように生きたいって思いました。

お雛様

2010-02-14 21:04:39 | Weblog
今日、やっとお雛様を出しました。
毎年節分がすむとお雛様をどうしようか・・と迷います。
パパが・・
出してやるとまいこが喜ぶよ・・と。
この言葉に弱い私、重い腰を上げました(苦笑)

ことのほかお雛様の大好きな子でした。
最後のひな祭り・・
お孫ちゃんの初節句のお祝いにお雛様を贈り、
まいこに家のお雛様もだそうよ~とねだられて、
久しぶりに日の目を見たお雛様でした。

ゆいちゃんのお雛様より家のお雛様のほうが器量がいいよね・・なんて
笑って会話した。

あの時、、なぜ写真の一枚も写さなかったんだろうね、、、

一つ一つ飾りながら、、いろんな事を思い出して涙が出る、、




まいちゃん、、あなたがいない4回目のお雛様。。
あなたの嬉しそうな顔が見てみたい。。

私と一緒に45年過ごしてきたお雛様、
私が娘達の幸せを願いながらお雛様を出したように、
母も私の幸せを願いながらこのお雛様を飾っていたのだろう。。

わたしが娘達をまいこを思うのと同じように母も私を思ってくれているのだろう。。
あの日から、笑わない私に心を痛めているに違いない、、、



明日はまいこの好きな雛あられを買ってきましょう。。

先日のアレンジフラワーのお花、可愛いです^^






19歳のお誕生日

2010-02-10 13:46:11 | Weblog
今日、長男くんは19歳のお誕生日を迎えました。

19年前の今日、、そう言えば外は雪景色でした。
微弱陣痛で2泊の入院、一時帰宅して翌日の朝1番の陣痛の始まりでした。

また女の子でパパががっかりする顔を見るのが嫌で、、
立ち合い出産を予定していました。
でも、、パパがいると甘えそうで、、迷っていたのも私でした。

すべてを自然に任せようと気楽に構えたら、、、
日曜日の夜という、まさに用意されたようなシュチュエーションでその時が来ました。
お姉ちゃんと、まいこ、、そしてパパがビデオを回す中で長男くんが生まれました。

周りのみんなが男の子を切望する気持に
つぶされそうなくらいプレッシャーを感じての出産でした。

みんなの期待を一身に浴びて誕生した長男くんは、
これでもか、、というほどの親戚一族の愛情を受けて育ちました。

おもちゃでも何でも、欲しいと言う前に十二分に与えられる環境で、
やんちゃを言う必要がないくらい王子様状態で育ちました。

長男くん、、
あなたも自分の身にあんな悲しい出来事が起こるなんて・・
思いもしなかったよね。。
そう、あの日まで、悲しみも苦しみも知らずに生きてきたよね、、、

母は、
3人目にして授かった長男くんにメロメロでした。
まさに息子命と自他ともに認めるくらいでした。

だけど、、、
あの日を境に変わってしまいました。

無気力になって何もできない母にも、一言の文句も言わず、
ただただ悲しみにくれる母を見守ってくれました。
思春期で、、友達関係や部活動、学校生活、いろいろ悩みもあったことでしょう。
頼りにしていた姉の死を、自分なりに受け入れ、両親の悲しみを受け入れ、、
知らない間に成長してくれました。

長男くんはまいこが逝った19歳になりました。
後8日過ごせば、、、まいこが生きた時間を通り越します。
母は少し複雑な思いもあります。
でも、まいこが生きた時間を通り越してくれなきゃ困ります。

今日の予定は???
聞くまでないけれど聞いてみました。

『友達が誕生日のお祝いをしてくれるって言うから夕飯いらんよ』
『お母さんだってお祝いしてあげようと思ってたのに、、』と
そうよね、、、当り前だよね、、
友達とだよね、、、

まいこの19歳のお誕生日、みんなが揃う週末にお祝いしようね、、って
そのままお祝いをすることが出来ないままいなくなったまいこ。
母の後悔の一つです。

でも、あのお誕生日の夜、
まいこはお友達から頂いた誕生日プレゼントをたくさん持って帰ってきました。
化粧品、ピアス、カップ、お手紙、、、
嬉しそうな麻衣子でした。

そう、家族よりお友達に祝ってもらうことのほうが嬉しいよね。
祝ってくれるお友達がいたんだよね、、、
お母さんはまいこのお誕生日のたびにその後悔を思い出すけれど、
まいこも19歳のお誕生日の日を、楽しく過ごしたんだよね。。
そうなんだよね。。。

まいちゃん、今日ゆーくんが19歳になります。
お友達にお誕生日のお祝いをしてもらえることをママは嬉しく思います。

それでも、、せめてバースディケーキくらいは作ってやりましょうか。。。

ゆーくん、
素敵な19歳でありますように。。

、、、

2010-02-07 21:38:55 | Weblog
泊まりに来ていたゆいちゃん。

つい、名前を呼び間違えた、らしい、、、、

ゆいちゃんにはっきりと言われてしまいました。

『まいちゃんじゃなくてゆいちゃん!!』

『まいちゃんは死んじゃったから、もういないの』と。


たかが、、幼子の言葉に、ショックでした。

思ってみれば、、、

誰もわたしに、

まいこは死んでしまったからもういないのよ、、とは

言葉にして言わない。

でも、、そうなんだ。

そうなんだなぁ・・・って。

でもやっぱり、私には、、

死んでしまっても、いるんだよ。

まいこはちゃんと存在してるんだもの。。



昨日までに降った雪、、



今日の空


雪がよく溶けました。














記念日

2010-02-06 21:27:21 | Weblog
今日は長女親子がお泊りに来ていてまぁ賑やかです。
賑やかを通り越して騒々しいです。

いつもは静かな次男君も今日はよくしゃべります。
長男くんは、、夕飯までには帰ってくると出かけて今だ帰ってきません。。

賑やかにお夕飯食べながら、、
パパが言いました。

『本当はゆっくりご飯食べに行こうと思ってたのに、、、』と。
なぜに???

思い出しました。
今日は、私たち夫婦の大切な記念日でした。
2~3日前までは覚えていたのに、すっかり忘れていました。

私たちがお付き合いを始めた記念日です
あれから、、、28年がたちました。


プロポーズされた日も、結納を交わした日も日にちは覚えていません。

でも、毎年この日だけはお互いに確認し合います。
何のお祝いをするわけではありませんが、
『今日だね。』『そうだね。』と。

私は覚えていても絶対に自分からは言いません。
パパから口を切るのを待っています。

たまたま昨年もこの会話を長女は聞いていたようです。
覚えていないのですが、、
『また今年も同じこと言ってる』と笑っていましたが、、

実は28年前のこの日、パパは付き合っていた可愛い彼女と別れました。
彼女と別れて私に交際を申し込みました。

今は誰かの奥さんになっている彼女ですが、
女の私が見てもとっても可愛い子でした。

あの子と一緒になっていれば、、、
パパはもっと幸せだったかもしれないですね。

確認し合うだけの記念日ですけど、
私たちには大切な日です。
私たちのスタートの日ですから。

そう言えば今日はあの日と同じ土曜日。
あの日は、、とってもお天気のいい日で、、
夜景のきれいな夜でした