天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

やっとなのか…とうとうなのか…

2021-09-24 08:09:00 | Weblog
この子が独り立ちするまでは頑張ろう。
ただそれだけを自分に言い聞かせて…
夫とふたり踏ん張ってきた。


次の参観日まで、運動会まで、文化祭まで、
目先の行事に目標を定めて
必死に生きてきた。

あれから15年。
あの日、まだ小学2年生だった次男。
専門学校を卒業して、
幼い頃から大好きだったものを扱う会社に
就職して
8月に、付き合って2年半の彼女と入籍、
そして先日家を出て新婚生活を始めた。

長かった。
本当に長かった。

この子がいなければまいこの所に行けるのにと、
この子がいるからこの地獄を生きていかないといけないと、
どれだけ馬鹿なことを考えただろう。

私は、どうしてももうひとり子供が欲しくて、
夢にみるほど子供が欲しくて
夫を騙すようにして次男を授かった。
なんであんなに子供が欲しかったのか…

まいこがいなくなってから…
もしかして、私達夫婦が生きていくために
産まれてきてくれたのかもしれないと思った。

次男はあの日から私達を困らせるような
言動は一切しなかった。
幼いなりに、親が喜ぶことを考えながら
一生懸命頑張っていた。
学級委員、運動会の応援団、生徒会長
凄いねと私達が喜ぶことを頑張っていた。

やんちゃを言うことも
わがままを言うこともなく、
ママ友からは
○○くんの事叱ったこともないでしょって
言われるくらい穏やかな優しい子だった。

ふたりのお姉ちゃんとおにいちゃんとの
4人姉弟なのに、
お姉ちゃんは早くに結婚し、
まいこはいなくなり
お兄ちゃんとは8歳違い、
姉弟いるのに、喧嘩したこともなく
叱られたこともなく、
年が違いすぎて一緒に遊ぶこともなく、
競うこともなく、、
姉弟なのに姉弟じゃないような…
まるで一人っ子ね、、
悲しいとか寂しいとか、
そんなことを共感も出来ず
多分孤独だったんだろうと思う。

でも、
人生を共にしようと思える彼女と出会い
初めて本当の意味で甘えられる場所をみつけたのだろう。

長かった。
ムスコが自分の家族を持つまではと
それが私の大きな目標だった。

目標達成。

次の大きな目標。

「死ぬまで生きる」かな、、








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