天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

6年前と今

2011-03-26 07:30:13 | Weblog
市町村合併・・

その言葉を久方ぶりに耳にした。



次男の卒業式での校長先生の祝辞のなかで・・



次男達が入学したのは市町村合併の年で、

それまでは『村立』だった小学校が『町立』に変わり

町立○○小学校の第一期生なのだ・・



その言葉で思い出した、私の6年前・・


市町村合併で○○村だった私の住む地区。
その○○村最後の日1月31日に長女はお嫁に行った。

そして新しく○○○町と名前が変わった。


その年の年賀状、今でも覚えてる。

子供たちそれぞれの写真とともに
書きくわえた言葉。

今年は
長女が成人式、そして結婚し、母になる。
次女は大学受験の年で、
長男は高校受験の年で、
次男は小学校入学で、
私にとっては大変な1年の始まりです。



次男のあいうえおや1+1の勉強から始め、
長女は成人式を終え、結婚し、母となった。少し計算が合わないが・・・(苦笑)
長男は引退の時期まで精いっぱい部活動に励み、
まいこは卒業の年の一大イベントであるファッションショーの製作に全力投入で・・
そして2人は受験に突入し・・

私は母として、とにかく忙しい1年だった。

今思えば・・なんて幸せな1年だったのだろう。

長女の花嫁姿・・
次男の入学姿・・
まいこのファッションショーでのドレス姿・・
長男の部活動での頑張り・・
そしてお孫ちゃんの誕生・・
大学の掲示板の前で手を取りあって喜んだ合格・・


それから1年後、私はどん底を味わうなんて思いもしなかった。
そのまま・・・忙しく、幸せな日々が続くと疑いもしなかった。

何年かの闇の中・・

でも、この春は、

長男が新社会人に、
そして次男が中学入学。

生活が少し変わりそうだ。

あんな、幸せな忙しさはもうないだろうけれど、
この春はいつもとは少し違う春になるかもしれないね。


私の手の中からこぼれ落ちた幸せ・・
まだ残ってる幸せを大切にしよう。

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やっと・・・

2011-03-20 06:10:46 | Weblog
被災地のみなさんが大変な中、
プライベートな記事をながながと書く事をお許しください。


今朝早く、
長男が国家試験に出かけて行きました。


姉を亡くしたことで・・・
多分彼の進路も大きく変わりました。(良い方にですけれど・・)

能天気で、自由奔放に見える長男ですが、、
2年間の学生生活は楽しいものばかりではありませんでした。

自律神経を病んだり、喘息を発症したり、
治まっていたアトピーが悪化したり、、
体調が不良になるという事は・・・
随分神経を病んでいたと言っても過言ではないでしょう。


苦しかった2年間・・
途中で学校をやめたいと思う事も何度もあったようです。
それでも、
自分が頑張ってる事を母が喜んで、支えにしている事を
何より一番感じていた長男です。


秋から始まった国家試験に向けての特訓勉強会は卒業式が済んだ昨日まで続き、
毎晩遅くまで、休日のはずの土曜日も登校し、
頑張ってきました。

母も、母なりに、遅く帰る長男に、
『頑張ってきたね、今が頑張り時だからね、、』
暖かいご飯を用意して一声かける事が
母としてしてやれる最大の事と思い頑張ってきました。


それも、やっと終わりです。

この国家試験の朝、明るく、元気に、
『行ってらっしゃい』と送り出すことだけを目標に私も頑張ってきました。

試験の合否はいいです。
(駄目でも次回がありますから)

悩みや苦しみを一度も口にすることなく、
卒業の前日まで一人歯を食いしばり頑張りました。
卒業を前に初めて心の内を話してくれました。

自分が頑張る事でしかお母さんを安心させてあげる方法がなかった..
途中で挫折してお母さんを悲しませる事は出来なかった・・・

可愛そうな事をしてしまった。
でも、そのおかげで最後まで頑張れたかも・・


この先も、社会に出れば苦しい事だらけで、試練がいっぱいで、

でも、我慢をすることや踏ん張る事を覚えた事はきっと彼の役に立つことでしょう。

明日から、入社式までの10日間。
また能天気に楽しく遊び歩くのでしょう(苦笑)

母はそれすら頑張ったご褒美と思ってしまう馬鹿親ですが、

ゆうくん、よく頑張ったね今日まで。

そして私も頑張ったね。。


4月からはいよいよ社会人。
大学生のままで止まってしまったお姉ちゃんの時間を生きていくんだね。

ここからは本当に自分の足で歩かなきゃならない。
子離れするよ、お母さんは。

コメント (12)
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【すべての方へ】災害時のメンタルケア

2011-03-15 15:17:46 | Weblog
お友達がブログで紹介されていたので転載させてもらいます。

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【災害時のメンタルケア】

◆1.今こそ自分自身のメンタルケアを。

今はまだ地震直後であり、だれでもアドレナリンが噴出している時です。こういう時は何かをしたくてたまらなくなりますが、まずはその自分自身の感覚に意識を向けてみましょう。細々意識してみることをトラッキングといいます。自分自身に対するサポートを最初にしてください。

私たちが落ち着いているか、不安エネルギーをまき散らしているかによって、様々なことが違ってきます。


◆2. テレビの視聴には気をつけてください。*特にお子様、感受性の強い老若男女の方々。

身体がだるくなったり、ボーッとしたり、涙が出てきたり、妙な罪悪感が湧いてきたり、不安状態にある自分に気づいたら、即刻テレビを消すか、必要なニュース速報のみが流れてくる全く違う番組にしてください。

テレビで繰り返し繰り返し流される悲惨な映像は、非常に強い吸引力を持ちます(とかく最近のメディアは人々の不安をあおるのが特徴です)。

人によっては催眠にかけられたようにテレビの前から動けなくなる人もいるでしょう。こうした映像に何度も何度も自分をさらすことは、何の役にも立ちません。

***私たちが生きていく為に必要な情報が得られれば、それだけでいいのです!***

トラウマの渦の引っ張り込む力はとてもとても強力です。
サンフランシスコ大地震の時は、繰り返されるメディア報道が人々にもたらすネガティブなインパクトは甚大だったといいます。


◆3. 今一番に必要なのは、身の安全を確保することです。
避難場所、食べ物、人々が安全かどうかをチェックすることが優先です。


◆4. そして非常時に最も大切なのは、人とのコミュニケーションです。
人を求めるのは、とてもとても自然なことです。

その時の自分の思いを言葉にして、所属するコミュニティでシェアしたり、身近な人に伝えてみてください。もちろん、手段はメールでも構いません。「メールに書きながら落ち着いてきました。大丈夫です」とおっしゃる方、多いです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



地震が起きてから・・
テレビは地震の報道オンリー

東北地方に住む友人達の無事だけはなんとか確認出来たものの、
私自身は何も手を差し伸べる事も出来ない。
それどころか・・

私は・・と言えば、
静かな、当り前の何でもない日常を普通に送っているわけで、
申しわけなさが一杯です。

その反面、
自分の身に起きて、、私が津波にのまれて死にたかったとさえ思ってしまう事があります。

こちらは息子が授業中に地震を体験しただけで、
後は何も影響はありませんでしたが、
昨日から何度か緊急地震速報が流れ、
そのたび、緊張や恐怖を味わいます。

こんな時に・・今までのように思うがままのブログを書くことも出来ず、
今までとはまた違う心の揺れを感じています。

かといって・・地震報道を消して普通の番組にする事に、
罪悪感みたいなものがあります。
でも現実には、
行方不明の家族の安否を気遣う方や大切な人を亡くした方・・を拝見して
自分にトラウマの渦を引っ張りこんでいますね、、

せめて震災にあった友人たちのために出来る事・・と思っても、
現実には小さな事です。

ただ・・この何日か抱えてきた思いが
この記事を読んで
そういうことか、、と気づかさせてもらいました。
それだけでも、少し楽になりました。



被害のなかったこちらでも、ホームセンターやスーパーでは
電池や懐中電灯、水、保存のきく食品は売り切れています。

消耗品や灯油なども数量に制限が掛っているものも多々あります。

そんな中で、
自分なりに地震に対する備えをしています。


東北の方に宅配も個人的には送れませんし、
献血・・これも山ほどの薬を処方しているのでそれすら無理で、

ささやかながらの募金をさせてもらう事と、
被災された方へ思いを送ることしかできないもどかしさ・・


生きていくとは本当に難しい事ですね。



コメント (8)
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