雲ひとつない青空で気温も高めです。
春みたいだわ。
私の一番好きな季節早春です。
けれども昨日までは今季一番の冷え込みという触れ込みの、
大寒気団に覆われて居りました。
とはいえ雪はなかったので救われました。
そんな中、きつい冷え込みの朝が続いたので、
この前見にいった近所の秘密の滝へ行って来ましたよ。
ひょっとしてこの前より凍っているかもしれないのでね。うふふ
でも昨日は家を出たのが遅すぎました。
一日中陽の当たらない滝とはいえども、
流れてくる水は当然日の当たる山の上から来ています。
きっと朝方はもっと凍っていたはずです。
水量が多かったので氷はどんどん溶けています。
滞在したわずか数分のうちにも水量が変わりさっきまで岩にぶら下がっていた氷の塊が
音を立てて目の前に落ちて砕けました。
透き通った氷に覆われた岩の表面は、
溶けて流れる内側の水の動きを映し出し、
動く陰影が岩を生き物のように見えます。
ところが今朝は
昨日氷がなかった岩肌も氷で覆われてはいましたが、
低い温度で凍ったままの岩肌は
昨日のような動きを見せません。
自然の現象は一瞬一瞬のものですからその瞬間を逃したら2度とお目にかかれないものなのです。
その代わり、
あなたが目を凝らせばさっきのと同じくらい美しい自然界の現象が
いくらでも目の前に広がっているのです。
今朝はこの前行った大寒の頃より氷が少ない印象でした。
立春の頃に一度溶けた山の水の、
勢いが強いのでぐんぐんと氷を溶かしてしまうのでしょうね。
力強い水の勢いを感じて来ました。
朝のうちならもっと凍っているかもしれないと思った二人は、
今朝朝食前に再び出かけて行きましたよ。
滝は思った通り昨日よりは凍っていたけれど例年に比べると
やっぱり氷が少ないです。
雨が少ないせいかもしれません。
ここ何年か冬なのに曇りの日や雨の日が多かった気がします。
嫌だな、地球温暖化のせいかしら?なんて思ってた。
昔のようなずっと晴れの続く冬の乾いたお天気を懐かしんでいたのです。
そしたら今年は案外そんな伝統的な太平洋側冬の天気に近いかもしれません。
ということは、
あの氷の滝も、今年の様子がいつもに近く、
去年までの氷満載の滝の方が珍しい光景だったのでしょうか。
ふーむ。
その滝は滅多に人の通らない林道からちょっと入り込んだ場所にあります。
だからでかい落石や尖った石がゴロゴロ転がる道ですよ、そんな石を避けながらのゆっくり運転で、
時々は私が降りてタイヤの通りそうな場所から大石を蹴飛ばして歩かなければなりません。
アドベンチャーな道です。
家人は冒険野郎ですからね、こういう道が大好きで私も慣れたもんですわ。
おかげでびっくりするような美しい光景に出会えたりします。
自分一人なら絶対に行かない道。
そこにもこんな楽しさがと、教えてもらっているようなものですわね。
以前はここに滝があることなど知りませんでした。
ある年、満載の氷が私たちの目を引いたのです。
これが滝との出会い。
ま、異常気象によって結びついた縁とでもいいましょうか。
滝の存在は、
気をつけていれば通りから上の方だけは見ることができます。
だけど滝元まで行くには土手を降りて岩の間を流れる小川を遡っていかなければなりません。
川の水も半分凍っています。
氷の表面がとてもきれい。
滝までの道はこんな道。
写真を探していたら一昨年の滝の写真を見つけました。
すごいよ。
全面アイスです。
こちらは今年の大寒の頃。
ずいぶん違いますわ。
そうしてみれば今年は雨も雪も少ない過ごしやすい冬だったのでしょう。
山里の季節はもう早い春を迎へています。
この暖かさをあなたにも、分けてあげたい
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