人間以外の生き物と生きるということ。

夕方になってやっと空が晴れてきました。

今日は寝室とその部屋の押入れ掃除、

押入れって案外とすぐに埃っぽくなってしまいますね。

締め切っているから見えないうちに溜まっているのでしょう。

知らずにいるといつの間にか綿ぼこりが。。。

特に我が家の酷いのは

猫が押入れの天井から天井裏に出入りすることなんです。

押入れの天井に天板の一角が開けられるようになっていますが、

下から押し上げる形で穴より少し大きめの板が渡してあるだけなので

猫は飛び上がって頭で板を動かしてしまうのです。

そのやり方をみると本当に感心してしまいます。

猫の賢さは尋常じゃないですよ。

あなたが想像しているよりずっと頭脳を働かせて生きています。

自分の欲望を叶えるために

どうしたらそれが可能になるかよーく考えているのです。

少なくとも我が家の猫たちはそうです。

こちらはなんとかそれを防ごうと色々な工夫を凝らしましたが

いつも猫にやられてしまいます。

今のところここに関しては猫に負けていますね。

そうやって天井裏と部屋とを行き来している猫は

通常二匹だけなのが不幸中の幸いかな。

この二匹がいつも一緒にここで寝ているのでね。

彼らの特権になってるみたい。

もちろん勝手にね。


そんなわけで余計に汚れやすくなっているのです。

階下の押入れは猫厳禁にしていますが、こちらの押入れはもうしょうがないので

猫フリー、

その代わりすべてのものは箱の中または棚の中。

たとえ汚されたとしても文句は言えません。

怒鳴り散らして怒って気を晴らすしかありません。

多分我が家の猫は

日本中で一番フリーに生きている飼い猫なんじゃないでしょうか。


めちゃくちゃ腹の立つことも平気でします。

なぜこの子達を飼っているのだろうと

思う時も多々あります。

私は猫の飯係か。。。。と

情けなく思う時もあります。

でもね。

怒ると急にしおらしくなったりするのをみると

無性に愛らしい気持ちが湧いてきて

そんなに怒ったこっちが申し訳ないような気持ちになるから不思議でしょ。

急におとなしくならなくてもいいのよ、

なんて今度はこっちが急に優しくなったりするのです。

人間以外の生き物と

心を通わせて生きるって素敵なこと。



お掃除しながらそう思いました。




知り合いに頼まれて染めたハンカチです。

赤シソの赤紫色、見事なカラーですね。

色素が徐々になくなっていくので

今では薄いピンク色になってしまいます。

でもその淡いピンクもまた可憐な味わいで美しいのです。

赤シソの色素を全部使い切りたい気分ですわ。

クチナシの黄色

雨は昨日の午後から降り始めました。

それからずっと降ってます。

梅雨の時期よりも雨が多いですよね。

一昨年の九月も雨ばかりでした。

去年は十月に雨ばかりでした。

日本の気候はこれからこんなパターンに変わるのでしょうか。

嫌ですね。

そんなの嫌です。

梅雨は六月、雨が降り続くのはその頃でなければなりません。

だって植物は成長する時期だし、みんな水を必要としています。

今は収穫の時期ですよ。

この時期に雨が降り続くのはいけません。

朝夕の寒暖差も出始め、澄んだ空に燦々と太陽が輝く季節、

それでこそ作物も美味しくなるというものです。

雨ばかりでは秋の味覚にいまいち味が乗らないじゃないですか。

気候がこんな風に変わってしまうかも、なんて考えもしませんでした。

秋祭りも稲刈りも運動会も、

雨では楽しさ半減ですよね。


雨で楽しいのは

私の染物くらいかな。

外仕事ができないので

おかげで染物が捗ります。

昨日はまた五枚も染めました。


くくり染めが面白くて、

くくる糸の強弱や幅や位置や、様々なヴァリエーションで

デザインが変わってくるでしょ。

どれ一つとして同じものはできません。


くくった輪ゴムや糸を外して布を広げる時の楽しみは

絞り染の醍醐味かな。

どんな柄になっているのか広げてみるまではわかりません。

喜んだり、がっかりしたり、気持ちが動くのが楽しいのです。

なんでもそうですが経験を重ねると

知恵もついて

工夫のためのアイデアも色々出てきますね。

ウクレレも

染物も、他のことに関しても

改めて継続は力なりという言葉を実感しています。




クチナシの黄色は明るい黄色ですね。

クチナシの実は栗きんとんの色に使われるそうです。