安倍さんが思いもかけなかった事件で命を落とされてから、
一週間が過ぎました。
この事件は誠に衝撃的で歴史に残る事象である事に間違い無いでしょう。
警備の問題もとりざたされていますが、
ハッキリ言って誰が銃撃なんてことを想像できたでしょう。
日本はそんな国ではなかったのです。
どこかの動画で見かけましたが、
誰もが事件を起こす輩は声を上げて犯行に及ぶと考えていたようです。
アベ!やってやる、などと声を上げながら襲撃する姿を皆がなんとなく描いていたのではないでしょうか。
多分テレビドラマの見過ぎでしょうが、
実際無差別殺人の犯人は犯行時に自分を鼓舞するために声を上げたりするのかもしれません。
所が今回の犯人は無言でした。
驚いたのはその映像を見た時の事です。
彼はたいした構えも無しに引き金を引いているのですよ。
人を銃撃する時には銃を構えて狙いを定めて撃つ、そう思っていたのに
彼は肩にかけた鞄の位置で引き金をひいたように見えました。
まずあの様に簡単に人を殺傷できる事実に非常に驚き、
撃たれたのが安倍さんと知ってなお驚きました。
その上夕方にはついにお亡くなりになったのです。
これは一体、どういう事なのでしょう。
私の頭の中が一気にグチャグチャになりました。
それも選挙直前の事で、この事件が選挙に影響する事は絶対だと思うと
本当にがっかりしました。
なぜ今その時に、、、、、
以来、なぜ、何故、ナゼと怒涛の様に疑問が押し寄せてきたのです。
最初の疑問は
韓国の新興宗教と自民党がどうして協力関係に?
自民党は韓国が嫌いじゃなかったの?
それより先に、何故マスコミは選挙前に統一教会の名前を出さなかったの?
自民党に忖度したとしか思えませんが。
そうして私の疑問を解くためのググル旅が始まったのでした。
選挙が終わるとマスコミは一気に、ある宗教団体が旧統一教会であるという報道を始めました。
その頃あるブログの記事で
岸信介と文鮮明を引き合わせたのは朴正煕だと書いてあるのを読みました。
朴正煕は満州で岸信介と出会い大変親密な付き合いだった様です。
岸はその頃満洲国で最も権力を持つ男で朴はその下で岸のために働きました。
満州は日本の現代史に大きな影響を与えていますがその中心に居たのは長州藩出身の岸信介だったのです。
岸を満洲国の最高司令副官にしたのは伊藤博文の息子でした。
伊藤博文と云えば日本の初代首相です。
長州藩の人でしたよ。
疑問の答えでこの辺りまで来た時には
明治は今も続いてる、とため息混じりに実感しました。
長州藩が力を持ってこの国のあるべきを決め、
同郷のよしみで人は選ばれ、力が力を産んでそれが今も継続している事とても驚いています。
岸信介は戦後戦争犯罪人として巣鴨の刑務所に投獄されていましたが、
アメリカ軍に協力する約束をして保釈され自由の身となり、
アメリカからの資金援助を受けながら自由党をつくり、のちに民主党と合体して
自由民主党を名乗る様になったのです。
自由民主主義を唱える党、というわけではない様です。
戦後の冷戦時代にアメリカは日本と韓国を盾にして共産主義の拡散を阻止しようとして居ました。
その為には日本が経済大国になり共産主義に対抗する勢力になる必要がある、と考えて
できる限りのサポートをしました。
どんなサポートかと云えば岸を動かしてアメリカの思う様に動く政府を作るという事、
その上韓国にも同様の操り人形を置くという事でした。
つまり日本はアメリカの属国で韓国は日本の属国、というふうな認識です。
韓国にはお誂え向きな人間が居ました。
岸信介と深い繋がりを持った朴正煕です。
文鮮明は朴正煕を通して岸と知り合い、勝共と言う共通の目標で協力していく様になったのです。
時はアメリカの激しい反共産党運動が行われていた少し後、
共産主義を敵として恐ろしい敵に立ち向かう共同体、
それが国際勝共連合と自民党の密約だったのです。
国際勝共連合とはまさに統一教会の政治部に他なりません。
朴正煕は一九七五年頃まで韓国の大統領でした。
私の青春時代前半と重なります。
彼は独裁者と呼ばれていますがこの頃日韓の関係はとても良くもちろん慰安婦問題もありませんでした。
多分、ここからは私の想像ですが、
満州で日本人に世話になった朴正煕は岸信介を大いに尊敬し感謝していたに違いなく、
ある意味日本の属国的立ち位置に甘んじていたのかもしれません。
朴正煕は何度もアメリカを訪れまた日本にも来ています。
当時の懐かしい首相の面々と会談し、色々と約束を取り付けては帰って行きましたが、
結局日本に都合のいいことばかりで、イイように扱われていると考える反対派に暗殺されました。
それから日韓関係が悪化していったようですね。
日韓関係は悪化したけれど、統一教会と自民党の関係はずっと変わりなく
むしろより強くなって、
統一教会贔屓の色が濃くなっているのかもしれません。
選挙後は毎日次から次へと新しい情報が報道されるようになり、新たに疑問がいっぱい湧いてきました。
もう頭の中はこの事件でいっぱいです。
それほど衝撃的な事でした。
分かった事は国民の一人として
私はずっと誰かが決めた方針によって動く時の流れに乗っていたのに
その事に全く気付かずに只々自分の楽しみだけを追いかけていた事に対する恥ずかしさ、
愚かさを痛感して
何も云えない状況でした。
今の自分の気持ちを表すにはもっともっと言葉が必要な気がします。
でもいくら語っても複雑な心模様は語り尽くせないでしょう。
これはぐちなのか、よく分からないけど今の私の気持ちです☆