毎日猛暑の続く山里です。
暑い時には背筋も凍る怖ーい話をするのが定番ですよね。
私が子供の頃は夏といえば怪談。
でも現代は怪談という言葉よりホラーの方が一般的になっているような気がします。
子供の頃の怪談話には化け猫が多く、
有名なのは四谷怪談、番長皿屋敷あたりじゃなかったでしょうか。
幽霊ものですよね。
当時の幽霊の姿を思い出すと
いつも不思議に思うのがその姿なんですよね。
昔の幽霊は大抵三角の布を頭に巻いてませんでしたか?
額の上の三角の白い布、
アレは何なのか?
昔、死人に付けた習慣だと聞いた覚えがありますがあの三角布の意味はいまだに知りません。
ですが、昔の幽霊の手ってどうしてああなったのか分かりますか?
教えてあげましょう。
アレはここから来ています。
ウチの猫。
幽霊の手をして寝る事が多いんですよ。
それで分かりました。
幽霊みたいな手の形だなって思ったけど、
実は幽霊がネコの手を真似していたのです。
番長皿屋敷ってなんかネコの恨みみたいな話だった気がします。
それでネコの手の形を幽霊が真似したんですよ。
以来幽霊といえばあの手の形。
それも昔の話です。
今の幽霊はどうやら違うみたいですね。
子どのいない年寄りはモダンタイムの幽霊の姿を知りません。
いまだに幽霊といえばあの手を思い浮かべてしまいます。
安らかに眠る幽霊の手をした猫を見ても
背筋が凍るとは行きませんがきっと死ぬまで
あの手を見るたびに幽霊を思い出す事でしょう。
子供の頃に刻まれた記憶は一生物という事でしょうか☆