目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

秋の良き日に障子貼り

2014-10-03 | 瞑想


こんにちは。

週末、土曜日の今日はまだお天気です。


明日からは台風の影響で雨の予報が続いています。


なので今日は障子はりを終わらせました。





フィニッシュした障子はこちらの4枚。

紙も真新しく部屋の中が明るくなりましたよ。





見てください。

こちらは貼り替える前のボロ障子です。

子ネコちゃんが虫を追いかけてこんなんなりました。

遠慮なんか知りませんからね。


やれやれ。




とはいえ、

障子はりは毎年の行事なので慣れたと云えば慣れています。


最初は大変でしたよ。

何が大変って古い障子紙を剥がすのが大変でした。


糊が固まって紙も長年の間にすっかり障子の桟に沁み込んでいる。


タワシでこすって落とすのだけど古ければ古い程大変。




でも毎年行っているとすごく簡単なんです。


先ずは敷居から桟を外し外で洗います。


平らな場所に寝かし全体に水をかけて紙を剥がす準備をしますが、

この時に去年の糊の加減によって仕事のはかどり方が違って来るのです。


20年以上の障子はりの経験者として学んだ事は、

障子はりに置いて一番大事なのは糊の水加減だと云う事。


障子の桟に刷毛で糊を塗りその上に紙を乗せたらもうやり直しはききません。

紙は巻き紙。

巻き紙の端を桟の左端に押さえつけて一気に巻きを広げていきます。

一度紙がタッチすると水糊なので直ぐに紙に吸い込まれてしまうため、

やり直そうと思ったら紙を全部外してもう一度糊をつけ直さなければならないのです。


スゴくめんどくさい仕事ですよ、実際。


これは絶対に避けたい所なんです。


だから一番気合いが入るのはこの時かな。



紙もどう云うわけか障子ギリギリのサイズなものだから、

巻き紙を広げきって桟の右側まで来ると紙が斜めなになっちゃって下に隙き間が出来たりするからね。




余裕を持ってもっと長くして欲しいところですが、それでは日本の障子の美意識に反しちゃうんだよな。

変に余分がないから美しいのよね。


それと糊は硬過ぎても薄過ぎても駄目。


糊の水加減がとっても大事なんですよ。


水加減が良ければ翌年の障子洗いも楽になるしね。


写真のように水をかけるだけでスーッと紙が剥がれます。



硬過ぎると上手くいかず、切れちゃった小さな紙を剥がさなきゃならなかったり、


タワシでこする回数が増えたり、とにかく厄介な事が多いですわ。



桟洗いも糊を落とすのが楽だからあまり力も要らないし。

糊の加減が仕事の多くに影響を与えるのです。


じゃ、その加減はどうやって見極めるかと云えばやっぱり経験ですかね。


障子紙も一度失敗した紙は使えないんです。



だからもったいなくて失敗出来ないのよ。





秋の日に障子紙を貼り替えるのは私にとっての年中行事。

だから面倒とも思わないです。


だって紙を貼り替えるだけで部屋が明るくなるし、

桟までタワシでこすられるせいか何か気分が一新するのです。


これって日本の文化ですよね。


いつもなら今月の終わりから始める障子の張り替えだけど、

今年はネコのイタズラのせいで一足早く始まりました。

これから順番に家中の障子を貼り替えようかな。


この仕事実は結構好きなんです。


秋の日に 障子張り替え ご満悦



































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忙しいと云う言葉は使わない

2014-10-02 | 日記


こんにちは。


晴れたり曇ったりのめまぐるしく天気の変わる日です。


もうすぐお昼になります。

今日は障子はりをするつもりなのだけど、

まだこんな所で油を売っている。



畑の収穫,それに伴う加工。


田舎暮らしは季節季節で色々と作業に追われる事が多いです。


昨日はシソの実を採って佃煮を作り、今日は産直で100円だった赤カブの酢漬けを作る。

子ネコが遊んでボロボロにした障子、


そろそろ寒くなって来たので張り替え無くちゃね。


それでも

決して忙しいと云う言葉使わないようにしています。


ずっと前に有った事のある太母さんという鎌倉に在住していたおばあちゃんが教えてくれました。


「忙しい」と云う漢字は


心を亡くすと書くんだよって。


漢字のりっしんべんは心と云う字から出来ているそうです。

亡くすはいなくなる、無くなると云う意味ですから、

彼女の云う事はごもっともですよね。



その言葉を聞いてから折々考えを巡らせてみると、


確かに自分で、

ああ忙しいとか思って行動している時って心が稀薄になっている気がするのです。


心よりも、

やらなきゃいけない用事とか、要らぬおせっかいとか、

時間に追われていたりして、


あ、心ない行動してるなって気がつかされる事が多々有りました。



そういうわけで、

何時しか私の語彙の中から忙しいと云う言葉は落ちて行ったのです。



でもクセになってますので、


時々ああ忙しいって感じるときあるんです。


そう云う時は、いつも心を亡くさないでねって自分を戒めます。


これって自分を見失わないために結構役に立つのよ。



太母さんってもう亡くなちゃったけど素敵なおばあさんでした。


また会いたい。


金木犀の季節ですね。

散歩に出かけると家人が必ず一枝持って帰って来ます。

香りのする花が大好きなんです。

































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