2019年10月27日(月)、EUは英国のEU離脱期限を2020年1月31日に延期することを決定した。
この背景(もっと短期の延長ではなかった理由)として、イギリスで12月の解散総選挙の可能性がでてきたことがある。
イギリスでは2011年、それまで自由だった首相の解散権を制限する法律(Fixed Term Parliaments Act)が制定され、解散には下院の2/3の賛成が必要になった。
ところが現在、EU残留派の自由民主党とスコットランド国民党が、この法律を一時的に変更し過半数の賛成で議会を解散できるようにしようとしている。この背景に、両党の支持が上向いており、とくに自由民主党の支持率が労働党にならぶ勢いとなっていることがある。
保守党に両党が加わると過半数をこえ、議会法を修正して解散総選挙を可決することが可能となる。
はたしてどうなるのであろうか。
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