爽快な朝の目覚め
午前四時三十分 目が覚めた。 痛みも無く久方の爽快な目覚めである。 昨夜奥様は、スケアーダンスの会に、仕事先から直行。
その由、携帯で伝えてきた。 以前は その様なことをする習慣がない人なのに、この半年 変わったと思う。 なぜ変わったのか定かでないが、帰宅が遅くなっても安心して居れる。 彼女は、末っ子なので親の愛情を、十分に受けて育ったようである。 世にいう、脳天気なのである。 おまけに高校生活は、下宿生活であったので、炊事の基本が、出来ていない。 新婚時代、一つ一つ料理を教えてきた。 ただ、下宿で共同生活していたことで、整理整頓は、抜群の能力を発揮する。昨日、私が市議会議員とアスベストの視察にいった間、彼女は町内の「生き生きサロン」に参加していた。 何時もは、私も一緒に参加するが、何せ男は私一人である。初老の女性ハーレムのようで、これはこれで面白い。 昨日の会はハプニングがあったらしい。 会場の電源がメルトダウンしたらしい。 初老の女性集団のパワーに、驚いたに違いない。 とっさに、我妻は次のような文面のコピーを配り歌唱指導したらしい。
題 瀬戸の花嫁の替え歌
炊事・洗濯 まるでだめなのに
貴方のもとへ お嫁に行くの
ヤバイと誰もが 心配するけれど
顔がいいから 大丈夫なの
段々バレて ボロを出すたび
愚かな妻だと 貴方は泣くの
男だったら 泣いたりせずに
惚れた弱みで 大事にしてね
爆笑 大うけであったらしい。 全員で何度も歌い和やかなうちに昨日の「生き生きサロン」は大成功だったと帰宅した妻が報告した。 この歌詞まるで貴方でしょうと、喉の所まで出かけたが、思わず飲み込んだ。 くわばらくわばら。