12月17日昨夜来の雪であばら家の我が家も雪化粧。
週一回の診察日。片道40分の自動車による通院だ。何時もは、自宅を出てから20分たつ頃から背中に、痛みが走りははじめる。今日は少し何時もと違う。痛みがこない。来るべきものが来ないと、かえって不安になる。痛みの代わりに、猛烈な眠気が襲ってきた。信号の度に、両のほほをたたく。やっと病院へ。院長と目が合うと、とたんに眠気が吹っ飛んだ。「顔が一回り小さくなったなー。」の一言。恐る恐る体重計に乗る。72.5Kg マイナス6.5Kg 一週間に1Kgの減量のペース。他のアスベスト患者に院長が大きな声で、「長生きしたければみならえば」 アスベスト肺になると、気力の減退というより、酸素不足による運動不足が原因で、肥満に陥る。肥満になるから余計に体が動かない。動かないから肥満になる。これの繰り返しだ。「一日でも長生きしたかったら淡白ダイエット」院長の口癖のようである。現にアスベスト患者は、肥満による高血圧や、糖尿病、心臓疾患、果ては、脳内ホルモンバランス異常による精神疾患まで引き起こす。欧米では、これらの事はもはや常識で、日本の一部の御用学者が、否定しているに過ぎない。否定しないと、アスベスト公害の国の責任問題が再燃しかねないからだ。どこか原発事故処理に似ている。「事故収束」、今日の新聞の見出しはどこも同じである。 どぜう総理の事故収束宣言の活字が躍っているが、現地は、放射能と、飛散アスベスト地獄である。 よい事に、アスベストは雪ノ下で冬眠に入った。来春、雪解けまでに解決策を見つけてほしいものだ。まさか、どぜうも冬眠することの無きよう、しっかりと見つめていようと思う。