海と山と

釣りと近場の山歩きを趣味とするリタイヤおじーのひとりごと

四国「笹ヶ峰(1860m)」

2009-12-07 19:29:43 | 山歩き
12月6日
 毎年樹氷を楽しみに、四国「笹ヶ峰」に出かけている。今年も期待して。
 伊予西条市の下津地から林道に入った終点まで車で行き標識のある登山口から登 り始める。
 行程実績は
   登山口(8時15分) → 宿(9時15分) → 山小屋、丸山荘(9時45分)   → 頂上(11時20分)
   → 丸山荘(12時15分) → 登山口(13時20分)

 
 宿を過ぎたあたりから薄っすらと樹氷が見え始める。さらに丸山荘まで来ると幻想的な景色に出会えた。
どんよりした空と、樹氷と赤い屋根の山小屋のコントラストがいい。


丸山荘横で撮った樹氷。木の枝の色とともに付着した樹氷が氷の芸術作品になっている。


こんな氷の作品も


樹林帯を抜けた頂上付近で。樹氷とは霧氷が木に付着したものを言うらしいが、瀬戸内の湿った
暖かい空気が上昇し冷えて個体になったものなのだろう。


バックは曇り空。青空が広がっていないのが残念。


山頂の祠も岩氷?に包まれて、一層冷えを感じる。頂上の気温は-6℃。寒い。


気に入った写真だが、やはりバックに青空が欲しい


下山時に丸山荘から少し上のキャンプ場で撮った「クリスマスツリー」。ガスがなければもう少し
山頂近くまで写っていたのだろう。


気温が少し上がったのか、登るときより緑が多くなっている松?の木。その分緑の鮮やかさが引き立つ。


下山時、沢沿いを歩いている時の小さな滝。シャッタースピードをコントロール訓練をしてみた。


とにかく、青空が無かったのが残念。 
  
  
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中蒜山(1123m)

2009-11-08 08:01:52 | 山歩き
11月7日

妻と、中蒜山登山に出かける。
紅葉の名所ではないので、登山を主目的で出かけたが、少しは紅葉を
期待して出かけた。

登山道から見える紅葉はどうもまばらで、山が赤く染まるというイメージとはほど遠かったが、
それでも所々でモミジの朱色が芽を楽しませてくれる。


登山道は3合目付近から始まる急登、6合目付近からのさらに急登の登山道は3日ほど前に
積もった雪解け水でズルズル。下山を心配しながら登る。
尾根に出てから、中蒜山までの道は、雪解け水がたまっていて、歩きにくい。
頂上に到着した人の中にはズボンの裾を真黒にしている人が多い


頂上は雲を被っていて遠望は利かず、折角妻を連れてきたのに残念。
特に南側は写真のとおり。


それでも北側は雲も少なく、薄っすらではあるが若干赤く染まった山々を望むことができた。


さらに遠く日本海の海岸線も。


下蒜山との分岐からみた「下蒜山」。頂上は雲がかかっていない。
下蒜山から縦走してきた人に聞いたところ、雪解け水で最悪の登山道とのこと。
水たまり、坂での滑りなどで難儀したようだ。


中蒜山の登山口「塩釜」のモミジ。登山道よりきれいであった。
塩釜に下りてくる人の中には、ズボンのすそを汚している人、お尻に土の付いた人を何人か見かけた。


紅葉、展望を楽しむというより、登山訓練の1日だった。
帰路は塩釜から車で4kmほど東に走った「快湯館」の風呂を楽しんだ。
ここは塩釜ロッジの売店で割引券をもらえるのでそれを利用すると700円位が530円で入浴できる。

行程
  塩釜ロッジ駐車場(9:20) → 2合目(9:45) → 4合目(10:10) → 8合目(10:55) → 中蒜山頂上(11:15)
 昼食 (11:45) → 塩釜ロッジ(13時20分)
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秋の三瓶山

2009-11-03 09:25:25 | 山歩き
10月31日 三瓶山に登る。
当日は秋とは言え気温25度を越える暑さ。しかし、空には雲一つなく爽やかな秋風が吹く最高の登山日和となった。

国民宿舎「さんべ荘」前泊。今日を象徴するかのような日の出。
「さんべ荘」駐車場から写す


登山口の「定めの松」まで車で移動。そこにはススキ原にそびえる最初に登る「男三瓶山(1126m)」
が待ち構える。
駐車場にはすでに観光バスを含めて20台程度の車が停車している


8時に出発。ススキ原の中をゆっくり登ってゆく


ススキの穂が朝日に輝き幻想的な光景の中、ススキ原を吹き抜けた風を顔に受けながら歩く


しばらく緩やかな勾配を登るが、20分ほどしてからは、急勾配の登山道となる。
それでも所々で視界が開け、山の斜面の紅葉を楽し見ながら登ることができた。


歩き始めて1時間20分程度で樹林帯を抜け、抜けるような青空の尾根筋に出る。
今までの疲れを忘れる瞬間だ。


「男三瓶山」頂上周辺の小高いピークは一面のススキ。風が強くその風になびくススキが
別世界を作り出していた。


10時に「男三瓶山」頂上に到着。頂上からは360度の展望ながら、あいにく当日はガスがかかっていて、
遠望は利かない。
それでも薄っすらと日本海の海岸線を確認することができた。
写真は「大山」方向だが、「大山」の姿は確認できなかった。墨絵のように連なる
中国山脈が美しい。


「男三瓶山」から「女三瓶山」に向かう尾根から見た「男三瓶山」方向
ススキの海に浮かぶ「男三瓶山」の紅葉が美しい。写真にうまく色が出ないのが残念。


同じく「女三瓶山」へ向かう尾根から見た「男三瓶山」。その向こうに「子三瓶山」。
遠くに見えるのは「大佐山」か


めずらしく「マユミ」の木に出会う


「女三瓶山」斜面の紅葉。その鮮やかさに、しばし立ち止まり見蕩れる。


登山道から奥に入ったところではモミジを見かけるが、登山道筋には案外少ない。
コンデジで撮れる場所は少ないが、なんとか見つけて写真に収めた。


11時24分「女三瓶山(953m)」に到着。ここの頂上には電波塔が乱立していて興醒め。横の展望台からの景観は良い。
展望台から見た右に「男三瓶山」、その向こうに「子三瓶山」


風が強いので、「大平山(854m)」まで下りて昼食をとる。下山は「孫三瓶山(903m)」を経由して国民宿舎前へ出る。
写真は「孫三瓶山」から「子三瓶山」「男三瓶山」方向

登山道沿山で見かけた花




当日の行程
 定めの松(駐車場)(8:00) ~ 男三瓶山(10:00) ~ 女三瓶山(11:24)
 ~大平山(11:48) 昼食(12:10) ~ 孫三瓶山(12:59) ~国民宿舎前(14:00) 
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三平山(1010m)

2009-10-13 08:28:59 | 山歩き
10月12日

小学校は、前期終了後の4連休。

孫が山登りに行きたいというので、まず手始めにハイキング程度の山で、しかも見晴らしの良い山として

「三平山」に行くことにした。

登山口の駐車スペースはすでに満車。マイクロバスも駐車している。

仕方なしに道路沿いに駐車し、登山開始。

孫たちにはゆっくり行くように言うも、登山道を走り出す。抑えるのに苦労する。

樹林帯を抜けると抜けるような澄んだ青空。そこには、昨夜からの残り月が浮かんでいた。

ススキと良く似合っていた。



蒜山三座もくっきり。下の孫(小学2年生)は「わーすげー」と景色に感動。

山の景色に感動するということは、将来見込あり。



今、登山道は「リンドウ」が真っ盛り。遠く蒜山三座、足もとにリンドウと目を楽しませてくれる。



ゆっくり登って、約50分の登山。孫は頂上に到着でバンザイを始める。嬉しかったのだろう。

待っていたのは眼前の「大山」。久し振りに見る大山の全容。



大山の右横には「烏ケ山」左の裾には日本海の「弓ヶ浜」が広がり、遠く島根半島まで望むことができる。

孫たちも「腹減った!」の連発。早い昼食中に広い頂上は人がいっぱい。

手軽に登れて、景色が良いことから、年配夫婦、子供連れが多い。


帰りは登りと同じ道を下るが、頂上から「土塁」の標識のあるところまでは、粘土質の土で滑りやすい。

それでも孫たちはスイスイ下りていく。時々滑っているようだが、手、尻を着くこともなく

態勢を立て直す。若さなのか、それとも重心が低いからなのか?

わずかな紅葉があるものの、本格的紅葉はまだまだ。


下山は30分程度。


家に帰って、私にとっての山歩きとしては、少し物足りないので、種松山に出かけた。

2時間歩いて帰りは夕方。良い景色に出会えた。






帰ってからのビールが旨い。
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四国 寒風山(1763m)へ

2009-09-28 18:55:44 | 山歩き
9月26日

OB山の会で四国の寒風山に出かけた。

21日に個人的に妻と二人で伊予富士に登ったばかりであるが、再び

途中まで同じ登山道の寒風山登山に出かけた。

伊予西條ICを下りて寒風山トンネルを抜け、すぐに左折。約15分ほど林道を走り

登山口駐車場に到着。(8時00分)

すでに20台ほど駐車している。

ここは、伊予富士、寒風山、笹ヶ峰と桑瀬峠までは同じ登山道となっている。

8時15分登山開始。



ウォーミングアップ登山道が欲しいところだが登り始めていきなりの急登。

約20分ほど黙々と登る。我慢の時間だ。

秋とは言え、まだまだ暑い。坂が緩やかになったところで休憩。



約50分で伊予富士との分岐、桑瀬峠に着く。あいにく雲がかかっていて瓶ケ森

(1896m)が見えない。

9月21日に妻と訪れた時も雲がかかっていてどうも運が悪い。

帰りには晴れていることを期待して笹ヶ峰へ向かう。



樹林帯に入り、急登が始まり、登りの梯子3個所、下りの梯子1個所を登って一気に高度を上げる



樹林帯を抜けると透きとおるような青空が迎えてくれた。



頂上までもう少し。急登で汗をかいたが心地よい風が当たり、秋の涼しさを感じる。


岩壁の向こうに緩やかな頂の寒風山が見える



頂上まで丁度2時間。やはり瓶ケ森方向は雲がかかっていて遠望は利かない。伊予富士に2回、今回寒風山

とこの近辺に3回登山しているが、瓶ケ森、さらにその向こうの石鎚山の姿にお目にかかったことがない。

反対側は「笹ヶ峰(1859m)」「ちち山(1855m)」「冠山(1732m)」その奥に小さく「平家平(1692m)」などが一望。

さらに遠くに西赤石山、東赤石山が連なる。


近くに見る「笹ヶ峰」その奥に「ちち山」



早い昼食を済ませ、下山する。下山は登りと同じ道を下るが、秋を見つけて、ちょっと寄り道。

すでに紅葉が始まっている。


桑瀬峠まで戻ったが、登りの時よりさらに雲が出てきて、何も見えない。残念。



登山口到着が12時40分。約40分の昼食時間を入れて約4時間30分の登山。

ちょっと物足りなかったが、緑の笹原、山頂で景色、それを引き立てる青空に
満足満足。

下山後は例によって「木の香温泉」で筋肉を癒し、隣のレストランで

ゆず+密のソフトドリンク「ゆずみつこ」を味わって帰路につく。



山で出会った花

「リンドウ」だと思うが、何か違うような気もする


「アキチョウジ」か


「???]


「???」


楽しく、満足の1日だった。
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久しぶりの登山 伊予富士(1756m)

2009-09-22 07:50:26 | 山歩き
9月21日
久しぶりに妻と登山に出かける。行先は四国「伊予富士」。

朝6時に倉敷、福田町を出発して寒風山トンネルを抜けてすぐに左折して登山口へ到着(8時20分)

すでに20台位の車が駐車していて駐車場はほぼ満杯。

寒風山、笹ヶ峰への縦走も同じ登山口で半分以上はは寒風山登山だろう。

登山口の写真を撮ろうと思いシャッターを切るが作動しない。

そうだ、昨日電池を充電したまま、カメラに入れてこなかった!!

情けない自分に青空の中での登山ではあるが爽快な気分になれない。

登り始めてすぐに15分位の急登が続き、ますます気分が冴えない。

約50分で桑瀬峠(寒風山方面と伊予富士方面の分岐)に到着。

いい景色にやっと気分も爽快になってくる。

写真は、今日と同じ景色の昨年の写真


「こんなに素晴らしい景観を写真に収められないのは残念」と

妻に言われてまた落ち込む。

「そうだ、携帯電話のカメラで撮ったら?」と妻の一言で少し

元気に。

これから向かう伊予富士。頂上までの尾根道がクマ笹の原に

はっきり見える。雄大な景色だ。



頂上手前のかなりきつい急登(約100m位)を登り切ると365度?

の展望が待っていた。(頂上まで2時間10分)

写真は寒風山方向。

寒風山の向こうに笹ヶ峰、冠山、平家平と続く尾根。携帯電話の

カメラのためはっきりとれないのが残念。


頂上は風が強い。隣の山が「寒風山」と名前がつくのがわかる。

帽子も押さえておかないと飛ばされてしまいそう。


頂上は365度?の展望ながら、今日は石鎚山方向は雲を被っていて、

望むことができず。

頂上の人もだんだん増えてきたので、食事を済ませ、席を譲って

下山。下山は登りと同じ道を帰る。

途中で、今登った伊予富士を振り返る。


前方にはくっきりと寒風山が。今週26日にOB会の山の会で訪れ

る予定。

ここにきて携帯電話の電池の残量が少なくなり、以降撮影無し

で登山を終えた。


登山口到着まで全行程時間は3時間40分(昼食20分込み)

登山道にはリンドウをはじめ多くの花が咲いていたが・・・情けない。

下山後「木の香温泉」で癒しの湯とドリンクの「ゆずみつこ」を

楽しんで帰路につく。
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恒例の長野旅行 燕岳(2763m)

2009-07-24 08:48:59 | 山歩き
19日雨、21日雨、20日晴れでその日に燕岳に登ることができた幸運!!

7月19日、恒例の長野旅行(登山)に夫婦(64歳と61歳)で出かけた。
安曇野の有明温泉まで車で約600km。年々ここまで来るだけで疲労度合が強くなってくる。

梅雨が明けたはずなのに、連日の雨。
宿泊予定の有明温泉「有明荘」には当日燕岳に登った人たちでいっぱいであったが
雨と、風による寒さで多くの人が頂上をあきらめたようだ。
寒さで足が動かなくなり、ヘリに救助を求めた人もいたとか。
いやな雰囲気だったが、天気予報では晴れ。期待しながら就寝。

翌日7月20日は登山日和の晴れ!!
晴れ男の神通力か?。有明荘に車を置いて、登山口まで約20分ほど歩くと中房温泉の登山口。登り始めは7時丁度。


登り始めからの急登りであるが、第1ベンチ、台2ベンチ、第3ベンチ、富士見ベンチと
程よい所にベンチがあり、登りやすい。
富士見ベンチでは名前の通り、遠く富士山を望むことができた。


第3ベンチを過ぎたあたりから、木々の間から、大天井岳、大天荘を見ることができ、雪渓がくっきりと
浮かび上がる景色に急登の疲れも吹き飛ぶ


合戦小屋までの連続する急登を登り切ると、待っていたのは名物のスイカ。
天然水で冷やされたスイカの冷たさと甘さが、
水分の少なくなっている体に沁みわたる。(合戦小屋まで3時間20分)


合戦小屋を過ぎたあたりから、大天井岳の奥に槍ケ岳が見え隠れするようになる。
ますます気分はハイになってくる。
12時10分頃に燕山荘に到着。(登り始めて5時間10分)
見晴らし台から見た、燕山荘、その奥に燕岳。このロケーションは素晴らしい。


燕山荘の裏から、大天井岳への尾根と天にそびえる槍ヶ岳を間近に見ることができる


燕山荘前の広場からの北アルプス裏銀座パノラマ写真。穂高連峰、槍ヶ岳、双六岳
鷲羽、野口五郎岳などが連なっているのであろうが、穂高岳、槍ヶ岳ぐらいしか分からないのが残念


燕山荘に荷物を置いて、燕岳へ出かける。途中、雑誌で見る光景に出合って感激
(頂上での休憩を含めて往復1時間10分)


燕岳頂上から、北燕岳、その奥に立山、剣岳が。右側の山は餓鬼岳か?


同じく燕岳頂上から、燕山荘方向の大パノラマ
左に燕山荘~大天井岳~常念岳の尾根。穂高連峰、槍ケ岳~北アルプス裏銀座の連山を一望でき山荘へは戻りたくない気分。


澄んだ青空に、山荘の屋根の赤と緑、石の白、遠くに浮かぶ雲、それを突き刺すようにそびえる
槍ケ岳。ついつい山荘に戻る足取りも遅くなる


山荘前の広場へ戻って振り返ると、すでに稜線には雲が湧きあがり、風で飛ばされている景色が。


食事後、ブロッケン現象を見ることができた。太陽を背にすると、霧の中に自分の影が映る、珍しい現象だそうだ。
カメラを構えた影が霧の中に浮かぶ。



反対側でも珍しい現象が。左側の太陽の光が雲の中の水滴に反射してできる「幻日」。北アルプス裏通り
の山々の上に2つの太陽が現れたような、まさに幻の日。
「ブロッケン現象」、「幻日」と2つの珍しい現象を同時に見ることができるのは
これまた非常に珍しいことのようだ。


そして日没。


翌日は雨。雨と雨の間に挟まれたピンポイントの晴れの日に、素晴らしい景観、めずらしい現象を味わえたことは、何と幸運なことか。
下山後は毎年お決まりの、お気に入りのペンションで新穂高温泉にある「ペンションほのみ亭」でゆったり温泉気分を味わった。
ここは、家族露天風呂とオーナーの旨い料理が魅力

日の出を拝むことはできなかったが、今年は過去の長野旅行(登山)でも最高の日になった。
早速来年の計画を立てねば
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鳥取県 宝仏山

2009-07-06 19:35:12 | 山歩き
梅雨の合間に夏に向けての訓練

この夏は妻と北アルプス燕岳へ登山予定。その練習を兼ねて、7月5日、標高差800m強の宝仏山へ出かけた。
天候は良いとは言えないが、妻は「太陽が照らない方がいい」と言う。

倉敷から約2時間かけて鳥取県の日野町役場到着。車はそこに止めさせてもらう。
伯備線根雨駅の前ですぐにわかる。(写真は根雨駅)


駐車場を出て左へ10分ほど歩いた山陰合同銀行横に「登山口」の標識がある


細い道を入っていくと正面に「日野町歴史民俗資料館」があり、登山の記帳を行って、
建物の右側を迂回。谷川沿いに案外急な道を登ってゆく


じめじめした、森の中の登りが続く。差し込む陽が、森の湿気を写しだす。


標高600mの標識を過ぎたあたりから、こう配が一層きつくなる。
陽射しがない分助かるが、湿気が体にまとわりつく感じで汗が噴き出てくる。


標高800mの標識を過ぎるころから、何箇所かで迂回道が有るが、この際、直登を試みる。
昨日多少雨でも降ったのか、土の斜面が滑る。
下山時のことを心配しながら、三角点に到達。三角点から100m程さらに進んだところが頂上で、
見晴らしも良い。(駐車場から頂上まで2時間45分)
今日は、ガスがかかっていて遠望は利かず。東側には「毛無山1218m」


北側の展望。
大山まで18kmくらいしか離れていないが、今日はあいにく雲の中。
梅雨のまっただ中、仕方ないか。


頂上の広場には大きなブナがこの山の守り神のごとく天に突き出ており威厳を感じさせる、


下山は同じ道を下りる。登りで気になっていた斜面で3回ほど滑ったが、幸い尻もちまではいかず、
汚れも大したことがなかったが、雨でも降っていたら、危険な登山道となりそう。
登山口から駐車場まではゆっくり出雲街道の町並みを楽しむことができる。
頂上から駐車場まで2時間10分。 昼食時間込みで5時間15分


途中、3か所で写真のような水琴窟が軒下に見らる。ためしに水を注いでみると
清涼感を奏でる音色に出会える


山で見かけた花
何の花か分からず。これから咲くのだろうか?


多分「オカトラノオ」


「ヤマホトトギス」


「ササユリ」
登山道、頂上の毛無山側の2か所で見ることができた


宝仏山は1005mの山だが、登山口の標高は188m、その差は817m。練習にはもってこいの山だ。
妻は案外平気な顔で登っていたのを見ると、燕岳も大丈夫だろう。
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四国 矢筈山

2009-06-16 17:09:28 | 山歩き
梅雨入りしたとは言え、雨が少ない。高速道路上限
1000円を活用して、四国徳島の矢筈山(やはずやま 1849m)へ


6月14日、OB会山の会で四国徳島の矢筈山に出かけた。瀬戸大橋~高松道~徳島道~国道、県道を通り
登山口の落合峠まで2時間。すでに標高は約1500m。登山口から矢筈山は見えない。
8時20分「矢筈山」の標識に従って笹原を登り始める


緩やかな登りの森林帯を行くが、所々で展望が開ける
目指す矢筈山が左に見えるが、ガスと逆光で黒い山となって浮かび上がる


振り返ると登山口の落合峠、その向こうに烏帽子山に連なる落禿(1683m)が。


7合目あたりから、今回の一番の急登が始まるが15分程度で終わる。新緑の中を登るので、
急登も苦にならない。


急登が終わって大岩を通り過ぎる。ここまで来ると頂上は目前。


頂上へは10時16分に到着。ここまで約2時間。頂上ではほぼ360度の展望が楽しめる。
写真は北側の風呂塔方向。まだツツジ(何ツツジかは不明)が咲いていて気温の違いを感じさせる。


三嶺(1893m)方向の写真。写真では三嶺は左の方で切れてしまっているが、その続きの
西熊山(1816m)、天狗峠、尖った天狗塚(1812m)を望む。


頂上に到着した時には見えなかった剣山(1955m)が我々のためにチョコッと顔を出してくれた。
(右上のぼんやりした山)


早い昼食後、登ってきた道を下山する。新緑に陽が射し、一層緑が鮮やかで、すがすがしさが倍加する。


登りでははっきり見えなかった落合峠方向。落禿(1683m)、前烏帽子。


振り返ると登って下りてきた矢筈山の緑がくっきり浮き出ていた。一番左が矢筈山。


もうすぐ登山口の落合峠というところから写した烏帽子山(1670m)。山の形を見ただけでそれが
烏帽子山とわかる。


落合峠駐車場には、矢筈山登山口と反対側に、烏帽子山登山口が有る。当日も何組かの登山者が登っていた。


山で見つけた花
 独特の形をした「マムシクサ」


まだまだ蕾が固い「ノアザミ」


里山でも見られる「ハナニガ」。高山で見ると上品な花にみえるから不思議


別名「ユウレイソウ」といわれる「ギンリョウソウ」不気味さを感じる


多分「コンロンソウ」


赤い釣鐘が可愛い「コヨウラクツツジ」


登り2時間、下り1時間50分の山行き出会ったが、笹原から望む四国の山々を楽しむことができた。
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四国 平家平

2009-05-17 08:20:06 | 山歩き
平家落人が隠れ住んでいたとの伝説のある山
「平家平」(1693m)へ


5月16日、曇り~雨の予報の中、OB山の会で四国平家平へ出かけた。
雨の可能性もあったが、そんな状況での登山もたまには経験してみても
良いのではと言うことで出かけた。

瀬戸中央自動車道~高松自動車道~松山自動車道~伊予西條ICで降り、国道11号
~国道194号~県道17号を経由して高藪から山道へはいっていく。険しい山並が迫ってくる
平家の落人もよくこのような山まで逃げてきたものだ。
途中、小麦畝の方に向かう道があるが、左の方の高藪登山口へ向かう。
残り1Km位のところから舗装がなくなり一部石がごろごろした道をゆっくり走る。
轍が深く、うまく道筋を選んで運転しないと車の下を摺ってしまう。
結局残り500m位を諦めて、車を側道に止めて登山口まで歩くことに。

登山前に全員で出発式。空は曇っているが、雨は降らないだろう。 8時20分登山開始


約50分くらいは緩やかな登りで、落ち葉の積もる中、新緑を楽しみながら
気分よく登ることができる。
最初のピーク(1428m)手前で、急登となる。
登山道は欠けやすい石が多いためか、板で崩れ防止の養生をした階段道に
整備されている。ありがたいことだ。
しかしこの階段、一段が高く、普通の人の歩幅ではかなりきつい。


歩き始めて1時間半位で樹林帯を抜け笹の原に出る。本来ならここで一気に
展望が開け最高の景観が楽しめるはずだが、今日はまったく遠望できず。


この向こうが頂上。30m位離れた人の姿がぼんやりしか見えない


歩き始めて2時間で頂上到着。何も見えない。しかも寒い。
気温7℃、風も強く体感温度はもっと低いのだろう。
頂上を確認して即下山。風裏を捜す。


下山は来た道を降りる。
5分ほど降りたところの風裏でチョット早い昼食。遠望は無理だが、山で食べる食事は旨い


高度を下げるに従って、周囲が見えてくるが、頂上は相変わらず雲の中
しかし、萌える若葉の緑が美しい。


下山中に、わずかに薄日が差し込む。その時ブナの新芽が緑に輝いた。
今の時期、この景観がたまらない。


今は花が少ないのか。ヤマツツジも終わっていて、ほとんど見られない。たまたま
残っていたヤマツツジを写したが、花の勢いは終わっている


駐車場に到着したのが12時20分 合計4時間の山歩き。
帰りは国道179号線沿いの「木の香温泉」へ。
温泉に入っているときに、われわれが山から下りるのを待っていたかのように
雨が本降りになってきた。
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