9月末に小学校のクラス会案内が来た。毎年開催しているらしいが、私の連絡方法が分からなく、
はじめて案内が来たのが実に52年ぶり。
クラス会参加を兼ねて、久しぶりに東京の街を歩いた
10月15日
朝5時に家を出て、新幹線で東京へ。宿泊は実家。実家は池袋でサンシャインビルが目の前。
その周りに次々とビル(マンションらしい)が建設されている。入る人がいるのか心配。
実家の前の小さな公園から写したビル群。工事中のビルの後ろにサンシャインビルが隠れている。
池袋の繁華街まで出かけてみる。「美久仁小路」から見たサンシャインビル。
昔、よく通った飲み屋街。
メインストリートはウイークデーの昼間だというのに人が多いこと。
この日は電車で出かけ、御徒町で降りて、蔵前のお寺まで徒歩で行き、お墓参り。
帰りはそのまま池袋まで歩いて帰ってきた。歩き時間4時間。
10月16日
次の日は朝6時ころから歩き、池袋から護国寺方面に行き、目白通りを歩く。
護国寺前の高架橋を渡る頃、その名の通り朝日がサンシャインビルを照らし出す光景に出合う。
目白通りを通り目白まで出て、高田馬場まで行って折り返す。
東池袋の交差点を通過する都電。都電は新型車も導入されており乗っていても楽しい。
次回帰った際には1日を都電で楽しむことにしよう。
夕方、姉が住んでいる板橋まで歩く
合計歩行時間4.5時間
10月17日
翌日は姉の家の周りの公園を1時間ほど歩く。
写真は石神井川。春は桜の名所らしい。
都会の真ん中だけに、川沿いの公園を歩いている人が多い。
夕方からクラス会だが、早めに家を出て、昔住んでいた浜町、人形町、蛎殻町周辺を散策した。
毎月5のつく日の縁日が楽しみで、友達と良く通った水天宮。
清洲通りを歩いて清洲橋へ。この橋は中学校の頃、マラソンでよく走った場所だ。
ここから万年橋~新大橋を回るコース。
この橋は瀬戸大橋の近代的な美しさと異なり、昔の美しさを保っている。
最近のつり橋の親綱はワイヤーを編んだロープを使うことが多いが、清洲橋は鉄骨を
使用している。橋そのものが鉄の塊。
我が母校、中央区立有馬小学校。公立の学校で人の名前が付いているのは全国唯一らしい。
昔の面影は全く無いのは寂しい限り
今日の歩行時間4時間
このあと蛎殻町の居酒屋でクラス会。クラス全員で40人ほどいたが、参加した人数は12人。
何しろ52年ぶりで逢うので、もう少し多くの人と会いたかったが・・・
10月18日
この日も朝6時から1時間ほど歩きに出る。
5年ほど前、目白通りにある東京カテドラル聖マリア大聖堂を見たとき、その礼拝堂の素晴らしさ
の記憶があるのでそこまで行ってみることに。
残念ながら、朝早すぎて礼拝堂には入れなかったが、朝日を背に受けた特徴的な建物を見る
ことができた。この建物は、丹下健三氏の設計によるものとか
一旦実家に戻ったが、どうしてもカテドラル聖マリア大聖堂の礼拝堂を見たく、昼から再度出かけた。
礼拝堂内に入ると、その広さに驚くとともに、立ち込める荘厳な空気に心を洗われる感覚
になってしまう。堂内の撮影禁止が残念。
帰りは目白通りを目白駅まで出て、明治通りを池袋に向い合計3時間程度の歩行。
目白通りの田中(田中角栄)邸の横にある目白運動公園での写真。
東京は本当に公園が多い。
10月19日
大塚にあるゴールドジムへ行く。
兄の会社の法人会員証を使わしてもらう。
この事務はすごい! 来ている人からしても、格闘技家、ボディービルダー等も
多く見られ、器具も全身のすべての筋肉を鍛えれるほどのものがそろっており
倉敷のジムとは大違い。
ジムの往復、その後の池袋周辺の散策合わせて歩行時間3時間。
10月20日
今日は夜に会社勤務時代の同期会。少し早めに出て新宿まで歩く。
途中、新大久保のコリアン街に立ち寄る。
部分的にはハングル文字であふれ、異国を感じるが、やはりここは夜に歩く方が
韓国ムードがある。
路地に入ってもハングル文字と、日本語が入り混じった標識などが目につく。
夜は周囲の汚さが目につきにくいので、華やかさを感じるのだろう。
同期会の待ち合わせは品川駅。駅周辺は10年位前から比べると様変わり。
昔はここから少し海側に行ったところで、船上生活の船を多く見かけたが、今は
まったく面影すらなく高層ビルが立ち並び、近代的ビジネス街になってきている。
品川の海側は昔は夜になるとひっそりしていたが、今ではサラリーマンの飲み屋街。
この日の歩行時間は4時間
10月21日、22日
21日は二日酔い気味で、1日ゆっくり。22日に帰倉した。
最近、時間の速さが気になるとともに、昔が懐かしく、出来れば昔に戻りたい
などと思ったりする。
歳をとると、赤ん坊に帰るなどというがその傾向が出てきたのか。
昔の街を歩いても、昔がなくなってきてしまって来ているのが残念だが、昔の友達に会うと
昔に戻れる。顔はおじさん、おばさんだが、じっくり眺め、話しているうちに昔の少年少女が見えてくる。
東京まで遠いが、何年かに一度はこの昔に戻れる時間をつくろう。