美術の学芸ノート

中村彝などを中心に近代日本美術、印象派などの西洋美術の他、独言やメモなど。

20190723〜0810までの呟き

2019-08-10 15:33:00 | 日々の呟き

#酒井佐忠 氏が #藤原月彦 について、今日の毎日新聞に書いている。
「無花果も世界も腐爛する日夜」「絶交の兄弟姉妹魔都の秋」#藤原龍一郎

ビートルズ流れる店でカキフライ定食頼み水をながめる 北 堅太
加藤治郎選 今日の毎日花壇より

低所得者層にうつが約7倍多いという。
こうした健康格差の研究で、近藤克則教授は「低所得が原因でなく、病気のために仕事が続かなかった結果ではないか」と言われた。
しかし追跡調査をして、所得が時間的に先行し、健康が後だと確認した。
今日の毎日新聞より

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小川芋銭の『草汁漫画』の17ページを読んでみる。「春風春水」の図について。

小川芋銭『草汁漫画』「丈草句意」の解釈。

蕪村の俳句二つが典拠の芋銭の短文を見出した。

茶の花のイメージと霊照女のイメージを重ねる芋銭の図。

小川芋銭『草汁漫画』「須磨夏暁」を芭蕉の俳句から見ていく。

芭蕉と杜国との関連に結びつく白芥子のイメージから芋銭の「須磨夏暁」の図を読む。

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中島岳志氏による毎日新聞書評、シャンタル ムフ『左派ポピュリズムのために』を読む。「闘技デモクラシーには情動的次元が重要…感情の政治化によって民主主義を取り戻し、根源化を図る。」

中島岳志氏による毎日新聞書評、シャンタル ムフ『左派ポピュリズムのために』を読む。「れいわ新選組は、新自由主義の恩恵を受ける財界や政治家を対抗者と見なし、苦境に陥った人たちの声を政治に反映にしようとする。…左派ポピュリズム現象が日本に到来した」。

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「時鳥」と「ぬけがけ」の図の関連を探る。

ヘレネーを太夫に見立てた図と短文の注解。

太夫に見立てられた大和式ヘレネーだが、その太夫とは誰?画賛などから図の意味を読み解く。

『草汁漫画』刊行の2ヶ月前に亡くなった秋蘋への追悼の図。突然の別れと運命を意味する立田姫…

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今日の毎日新聞、梅津時比古氏の記事、バイロイトのタンホイザー、読む。ゲルギエフ指揮、クラッツァー演出。「全く別の物語が入り込む演出だが、原作の筋立てを思い返してみると、それが概念としては重なっていることに気づく。」

「ワーグナーや上流文化からは差別され容れられなかったサブカルチャー的世界と、タンホイザーの友人の品位高いヴォルフラムやエリザベートがいる正統的なワーグナー文化の対立に置き換えられている。」梅津時比古氏の今日の毎日新聞記事、バイロイトのタンホイザーより

「エリザベートが文明の墓場のような廃車置き場でタンホイザーの帰還を願い、心密かにエリザベートを愛していたヴォルフラムにタンホイザーの衣装をつけさせ、自ら誘って結ばれるが、彼女は手首を切って自死。小人がバスの中からその光景を寂しそうに見つめている。」今日の毎日、梅津氏の記事より

「ゲルギエフは祝祭劇場の特殊な音響をつかめていなかったが…タンホイザー役のグールドが強靭な声で音楽をリードし…」今日の毎日新聞、梅津氏の記事より

「美術に旺盛な知性を見いだすとき、それが収奪的で利己的である側面は考慮されているのだろうか。… 市場や美術史、あるいは作家の考えが簡単に権威化されている例も多い。美術は自由であるがために美術そのものが重要である、と勘違いする人が多い。」今日の毎日新聞、住友文彦氏の記事より

「美術に安易に入り込む所有や教養や名誉といった欲望から解放された目で時間をかけて作品を眺める。…」住友文彦氏の言葉

「離脱が決まった2016年6月の国民投票前に比べ、ポンドは対ドルで既に18パーセント以上下落した。」今日の毎日新聞社説より

「明治43年に没した国学者小杉すぎ邨の遺品をその養子が売却したところ…正倉院から流出したと思しき宝物類が複数含まれていたと発覚した。…騒動自体はうやむやに揉み消されたが…政府は関係者の処分を行った。かくして抜擢されたのが鷗外だった。」今日の毎日新聞、澤田瞳子氏の記事より
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2019-08-10 14:44:50 | 個人的なメモ




画像は、ヴェルサイユ宮殿の庭園。
若い頃、ヨーロッパの美術館巡りの旅をした。パリにも行ったが、近くのヴェルサイユには行かなかった。
すると、ある人から「君はパリに行って、ヴェルサイユにも行かなかったの」と言われた。
その後、10年ほど経て、数度そこに行った。それももうかなり昔のことになった。
そんな小さな縁だが、ヴェルサイユ宮殿の庭園をプロフィール画像とすることにした。
特に王宮が好きなわけではないが、ラトナの噴水から、緑の絨毯を経、大運河に向かう庭園の眺めは気に入っている。
晴れた日なら、きっと水路に向かって歩き出したくなるだろう。
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