上に掲げた2作品の白黒写真は、中村彝の作品。
だが、ほとんど知られていない。
今日、その存在も、未発見であるということ自体も忘れ去られているであろう。
ちなみに最も詳しく、編集当時に所在不明だった作品も含まれているはずの『中村彝画集』における「中村彝作品目録」にも出ていない。その時にもすでに忘れ去られていたのだ。
そこで、ここに古い美術雑誌からコピーした白黒写真の画像を掲げておく。
これによって誰でもそれらしい作品が出てきたら確認できるだろうし、知らないで廃棄されることも防げるかもしれない。
誰でも参照できるネッ上のこの画像が役に立てばうれしい。
静物画のほうは「ヒヤシンス」、風景画の方は単に「風景」と題されている。
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ブログ執筆者より
中村彝氏の作品を調べている中でこちらに辿り着きました。
私は横浜に住んでいる者なのですが、
先日T.Nakamuraと書かれたとても古い絵に鎌倉の骨董店にて出会いまして、色々作者を調べているうちに、中村彝氏のことを知りまして、勉強をしている者です。
その作品は板に直接描かれている油絵で、
明治41年の中之作風景のように、板の色を生かした描かれ方がされている様に見えます。
別の画家さんの絵ではないかということで売られていたのですが、妻が絵を勉強しているもので、いい絵だねということで購入しました。
ただサインや絵の雰囲気がその方の通常のものとは違う様なので、
中村彝氏の画集を買うなどして、
気になって2人で毎日絵を眺めて調べています。
ブログを拝見していましたら、とてもお詳しい方で、
またご興味を持って頂けるのでは?と思い、
突然この様なご相談はご迷惑かと思いながらも、大変恐縮ですが、ご連絡させて頂きました。
もしご興味を持って頂けましたら、
絵の写真など見て頂けると嬉しいです。
急な中不躾なご相談で恐縮ですが、よろしくお願い致します。