ひゃあ、あっという間に2月も終わりだぜ。
で、いきなり今日から花粉症になっちまったみたいだ。
鼻水が津波のようだ。
まいったな。
さあて、今頃になって2月9日に行ったボリショイバレエのことを書こうと思うのだが、
何せ昨日の昼飯に何を食べたかもなかなか思い出せないんだからどうなることやら。
まともなクラシックバレエを見に行くのは今回が初めてである。
従って踊りや用語はおろか構成もよくわからない。
こういう人が見に行っていいのか、または書けるのかという意見もあるかも知れないが、
行ってしまったし、書き始めてしまっているのだから仕方がない。
これまでモダンダンスは、知人のスクールの発表会などでほぼ毎年みており、
あくまでもモダンの基礎の一貫として、
クラシックの大作の一部分がプログラムになっているのを見たことはあった。
また、発表会のメインには、シンデレラなどの大作が大幅にアレンジされて、
全員参加のプログラムとして行われることも多く、
その中にゲストとしてクラシックの人が出るのを見たことがあったぐらい・・・。
前夜、YouTubeでちょびっとだけ予習してきたから大丈夫かな。
当日、バレエの聖地、上野の東京文化会館に入場すると、
ロックコンサートやライブハウスとはかなり異なる厳かな空気が溢れており、
ロビーは紳士淑女で満員だった。
開演前には行列もできはじめたが、皆おとなしく混乱はまったくなかった。
入場後の行動も静かで、興奮はほとんど感じられない。
私の席は右側の端だったが、ステージからは15列目ぐらいでかなり良い眺めだ。
ちょっとオーケストラピットを覗いてみると、意外に狭いスペースに楽器がびっしり。
後方の打楽器などは身動きがとれそうもない。
照明が落とされ、オーケストラがチャイコフスキーの美しい導入部を奏で始めた。
(そういえば生のオーケストラを聴くのも今回が初めてだ。)
そして開幕。
どうやらお城の中のような豪華なイメージ。
でもセットは背景幕とちょっとした大道具だけで非常にシンプルだ。
衣装も派手ではなく、色彩とともに茶系で揃えられている。
照明もスポットライトはまったく使わず、
非常に品格のある舞台だ。
さあ、オデット姫、エカテリーナ・シプリーナと王子の登場だ。
背はそんなに大きくなさそうだが、
顔小さく、首と手足長く、身体柔らかい。
軸はしっかりと安定し、ジャンプは軽やか。
他にも30人ほどのバレリーナがいるが、皆スタイルも良くうまい。
それでもやはりシプリーナには華があるようだ。
時折、道化役の日本人ダンサー岩田君がくるりくるりとキレの良い動きを見せてくれると、
客席が大盛り上がり、ブラボーの掛け声も出始めた。
やがてバレエは湖の場面に。
華やかなお城のセットは一変してシンプルな青一色に。
この青がまた、派手なマリンやコバルトではなくグレイッシュなシアンで、
寒さや悲しみを見事に表現している。
ここでは純白のコスチュームを着けたコールドの動きが素晴らしく、
ああ、こりゃあやっぱシンクロナイズドスイミングなんかもうまいわけだよな、
なあんて思っちゃったりして。
さて、1幕が終了しちょっと休憩。
ロビーに出てみると、紳士淑女達も興奮し始めたようで、
ワインを飲んだり、グッズを買ったりと忙しそう。
スタイルがめちゃめちゃいい、業界人らしい人もちらほら。
で、2幕に突入。
またお城の場面だ。
皆が見守る中で踊り比べをするという設定だろうか。
みんなクルリクルリとよく回る。目が回らないのだろうか。
しかもまるで月世界で踊っているように重力を感じさせないジャンプ力。
そんなアクロバチックな動きの中でも、体操競技とは明らかに異なる優雅さ華麗さやしなやかさが感じられる。
そして最後はまた湖の場面に。
この青は悲しい。
このグレイッシュなシアンが非常に効いてるだよな。
これがロシアのブルーなのかな。
ちょっと北海道の空にも似てるかな。
約2時間。
絶対途中で寝てしまうと思っていたが、そんなことはなく、
あっという間に終幕まで楽しめてしまった。
ううむ。やっぱり芸術だな。
アマチュアとは違うな。
で、いきなり今日から花粉症になっちまったみたいだ。
鼻水が津波のようだ。
まいったな。
さあて、今頃になって2月9日に行ったボリショイバレエのことを書こうと思うのだが、
何せ昨日の昼飯に何を食べたかもなかなか思い出せないんだからどうなることやら。
まともなクラシックバレエを見に行くのは今回が初めてである。
従って踊りや用語はおろか構成もよくわからない。
こういう人が見に行っていいのか、または書けるのかという意見もあるかも知れないが、
行ってしまったし、書き始めてしまっているのだから仕方がない。
これまでモダンダンスは、知人のスクールの発表会などでほぼ毎年みており、
あくまでもモダンの基礎の一貫として、
クラシックの大作の一部分がプログラムになっているのを見たことはあった。
また、発表会のメインには、シンデレラなどの大作が大幅にアレンジされて、
全員参加のプログラムとして行われることも多く、
その中にゲストとしてクラシックの人が出るのを見たことがあったぐらい・・・。
前夜、YouTubeでちょびっとだけ予習してきたから大丈夫かな。
当日、バレエの聖地、上野の東京文化会館に入場すると、
ロックコンサートやライブハウスとはかなり異なる厳かな空気が溢れており、
ロビーは紳士淑女で満員だった。
開演前には行列もできはじめたが、皆おとなしく混乱はまったくなかった。
入場後の行動も静かで、興奮はほとんど感じられない。
私の席は右側の端だったが、ステージからは15列目ぐらいでかなり良い眺めだ。
ちょっとオーケストラピットを覗いてみると、意外に狭いスペースに楽器がびっしり。
後方の打楽器などは身動きがとれそうもない。
照明が落とされ、オーケストラがチャイコフスキーの美しい導入部を奏で始めた。
(そういえば生のオーケストラを聴くのも今回が初めてだ。)
そして開幕。
どうやらお城の中のような豪華なイメージ。
でもセットは背景幕とちょっとした大道具だけで非常にシンプルだ。
衣装も派手ではなく、色彩とともに茶系で揃えられている。
照明もスポットライトはまったく使わず、
非常に品格のある舞台だ。
さあ、オデット姫、エカテリーナ・シプリーナと王子の登場だ。
背はそんなに大きくなさそうだが、
顔小さく、首と手足長く、身体柔らかい。
軸はしっかりと安定し、ジャンプは軽やか。
他にも30人ほどのバレリーナがいるが、皆スタイルも良くうまい。
それでもやはりシプリーナには華があるようだ。
時折、道化役の日本人ダンサー岩田君がくるりくるりとキレの良い動きを見せてくれると、
客席が大盛り上がり、ブラボーの掛け声も出始めた。
やがてバレエは湖の場面に。
華やかなお城のセットは一変してシンプルな青一色に。
この青がまた、派手なマリンやコバルトではなくグレイッシュなシアンで、
寒さや悲しみを見事に表現している。
ここでは純白のコスチュームを着けたコールドの動きが素晴らしく、
ああ、こりゃあやっぱシンクロナイズドスイミングなんかもうまいわけだよな、
なあんて思っちゃったりして。
さて、1幕が終了しちょっと休憩。
ロビーに出てみると、紳士淑女達も興奮し始めたようで、
ワインを飲んだり、グッズを買ったりと忙しそう。
スタイルがめちゃめちゃいい、業界人らしい人もちらほら。
で、2幕に突入。
またお城の場面だ。
皆が見守る中で踊り比べをするという設定だろうか。
みんなクルリクルリとよく回る。目が回らないのだろうか。
しかもまるで月世界で踊っているように重力を感じさせないジャンプ力。
そんなアクロバチックな動きの中でも、体操競技とは明らかに異なる優雅さ華麗さやしなやかさが感じられる。
そして最後はまた湖の場面に。
この青は悲しい。
このグレイッシュなシアンが非常に効いてるだよな。
これがロシアのブルーなのかな。
ちょっと北海道の空にも似てるかな。
約2時間。
絶対途中で寝てしまうと思っていたが、そんなことはなく、
あっという間に終幕まで楽しめてしまった。
ううむ。やっぱり芸術だな。
アマチュアとは違うな。