友人が世界一周の旅に出てから早くも9ヶ月が過ぎた。
それまでにも、かなりの頻度であっちこっちに出かけていた彼なのだが、行き先を、旅行会社のカウンターでかわいい子が担当している方面を選んでしまうようなところがあった。
今回もコースやスケジュールはまったく決めない、行き当たりばったりの旅なので、まだ、インドをうろちょろしているのである・・・。
「インド大修業時代」山田和著(講談社文庫)
本書は今から30年以上も前、1974年に作者が初めてインドを旅した時の記録である。
インドは、友人がたまに送信してくるメールとまったく同様の混沌や不条理の連続で、30年どころか数百年以上も変化がないように思える。
しかも作者は、安宿を渡り歩く友人とは違い、かなり贅沢な旅をしているのでそのギャップも大きかったようだ。
“耳かき屋だってすごい、と僕は思った。・・・こんなささやかな商売が成り立つ国を豊かだと呼ばなければ、何と呼ぶのだろう。僕は思った。”(P276)
私もたまにアジアへ出かけることがあるのだが、衣食住などのさまざまを、日本と比較しての豊かさについて考えさせられてしまう。
現在はグローバル化という名のアメリカ主導の弱肉強食経済であり、日本はその数少ないポジションに居残るためがんばっているようだが、特に社会に出る前の若者達には、このような、実は世界の大部分を占める国々を、自分の目で確かめてきてもらいたいと思う。
なんちゃって、私はまだインドには行ったことがありましぇーん。
それまでにも、かなりの頻度であっちこっちに出かけていた彼なのだが、行き先を、旅行会社のカウンターでかわいい子が担当している方面を選んでしまうようなところがあった。
今回もコースやスケジュールはまったく決めない、行き当たりばったりの旅なので、まだ、インドをうろちょろしているのである・・・。
「インド大修業時代」山田和著(講談社文庫)
本書は今から30年以上も前、1974年に作者が初めてインドを旅した時の記録である。
インドは、友人がたまに送信してくるメールとまったく同様の混沌や不条理の連続で、30年どころか数百年以上も変化がないように思える。
しかも作者は、安宿を渡り歩く友人とは違い、かなり贅沢な旅をしているのでそのギャップも大きかったようだ。
“耳かき屋だってすごい、と僕は思った。・・・こんなささやかな商売が成り立つ国を豊かだと呼ばなければ、何と呼ぶのだろう。僕は思った。”(P276)
私もたまにアジアへ出かけることがあるのだが、衣食住などのさまざまを、日本と比較しての豊かさについて考えさせられてしまう。
現在はグローバル化という名のアメリカ主導の弱肉強食経済であり、日本はその数少ないポジションに居残るためがんばっているようだが、特に社会に出る前の若者達には、このような、実は世界の大部分を占める国々を、自分の目で確かめてきてもらいたいと思う。
なんちゃって、私はまだインドには行ったことがありましぇーん。
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