俳優座劇場で上演された「富士見町アパートメント2022」です。
以前「富士見町アパートメント」というタイトルで
何人かの作家が同じ舞台で1時間程度の芝居を競作した。
今回は、そのなかから赤堀雅秋の「海へ」と
他の作品を改作したマキノノゾミの「フーちゃんのこと」
の2作の上演でした。
「海へ」
吸殻が盛り上がっている廃材
なんとも雑然とした部屋に3人の喪服の男。
この部屋の住人•岡田は、3日前に自殺した。
男の弟(アキラ100%)は、遺品を整理に。
残る2人は、男の同級生で、そのうちの1人は、
男が死ぬちょっと前に10万円貸している。
男が呼んだデリヘル嬢 突如怒鳴り込んでくる階下の住人。
カオスな夜が更けていく
というお話。
「フーちゃんのこと」
老人が1人住まいしている部屋。
そこに孫娘が、
「珍しい人に会った」と
フーちゃん(中村雅俊)を連れてくる。
実は、老人とフーちゃんは詐欺師仲間。
「コンビ復活」を願うフーちゃん。
老人は、もう足を洗ったの一点張り。
そんな時、孫娘が結婚詐欺に遭って•••
2本ともコンパクトにまとめられて面白い作品でした。