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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「あってはいけないハプニング」

2024-11-10 11:09:21 | 日記
私、高校生の頃から、劇場へ通っております。
半世紀 映画 落語 ライブなどを入れれば
1万回近いと思います。

先日、本多劇場に
「峠の我が家」というお芝居を観に行ったときのこと。
岩松了作•演出。
仲野太賀が主演 二階堂ふみ 柄本時生 豊原功補らが共演する舞台。
客席は満員でした。
岩松作品は、毎回静かな舞台。

ハプニングは、劇の中盤くらいに起きました。
客席後方からガタンという物音。
最初、私は、誰かが物を落としたのだと思いました。
舞台上では、仲野太賀と二階堂ふみの会話。
やがて、女性のヒソヒソ声が被ってきます。
私、舞台袖で、誰かが喋る そういう設定かと思いました。
が、段々、女性の声が明瞭に聞こえてくる。
「どうしたの?」「大丈夫」「救急車 救急車」
そして、イビキ!
こりゃ大事だ!
もちろん、舞台はSTOP!
仲野太賀も二階堂ふみも、客席を見ている。

何分ぐらい経ったのでしょうか。
そんな大きな物音はしなかったのですが
どうやら、搬送が終わった様子。
舞台は再開されました。
類推するに、中年のご夫妻 旦那さんが倒れたのでは
ないでしょうか。

芝居は続きますが、私は、全く入りこめず
「軍服」とか、キーワードになるセリフが
頭の中をぐるぐる回るだけ。

終演。
カーテンコールでも、特に不測の事態についての説明は無し。
あってはいけないハプニング。
もう2度と遭遇したくありません。