ニール・ラビュート作「マーシー・シート」名取裕子と声優・三木眞一郎の2人芝居。三軒茶屋のシアタートラムでの公演です。
カーテンコールで、名取裕子が感極まった様子で「熊本で大地震があった時に・・・」と言ってましたが、テロと天災の違いがあるとはいえ、観ている方としても、なんとも辛い時期の上演となってしまいました。
舞台は2001年9月12日未明。アビー(名取)とベン(三木)は、あのテロの時、会社を抜け出して、彼女の部屋で密会していたので、難を逃れていました。2人は、会社の上司と部下。アビーが上司で、年も1回り上。おまけに、ベンには妻子があるという、まさに最悪の関係。ベンの携帯は、安否を気遣う家族からの電話が鳴りやみません。しかし、電話に出ないベン。彼は言います。「家族は、きっとオレが死んだと思っている。だから、2人でどこか遠くに行って人生をやり直そう」と。アビーは、会社で手に入れた地位もあり、その提案に乗ることはできません。2人の間には、不毛の議論が繰り返されます。アビーは、終始上司として 年長者として、ベンに振るまいますが、自分に踏ん切りをつけさせてほしいと、初めて弱い女性の一面を見せます。その要求を聞いたベンは・・・というストーリー。一昔前なら、完璧に男女が逆の構成でしょう。時代は、変わったことを痛感させる物語でした。
カーテンコールで、名取裕子が感極まった様子で「熊本で大地震があった時に・・・」と言ってましたが、テロと天災の違いがあるとはいえ、観ている方としても、なんとも辛い時期の上演となってしまいました。
舞台は2001年9月12日未明。アビー(名取)とベン(三木)は、あのテロの時、会社を抜け出して、彼女の部屋で密会していたので、難を逃れていました。2人は、会社の上司と部下。アビーが上司で、年も1回り上。おまけに、ベンには妻子があるという、まさに最悪の関係。ベンの携帯は、安否を気遣う家族からの電話が鳴りやみません。しかし、電話に出ないベン。彼は言います。「家族は、きっとオレが死んだと思っている。だから、2人でどこか遠くに行って人生をやり直そう」と。アビーは、会社で手に入れた地位もあり、その提案に乗ることはできません。2人の間には、不毛の議論が繰り返されます。アビーは、終始上司として 年長者として、ベンに振るまいますが、自分に踏ん切りをつけさせてほしいと、初めて弱い女性の一面を見せます。その要求を聞いたベンは・・・というストーリー。一昔前なら、完璧に男女が逆の構成でしょう。時代は、変わったことを痛感させる物語でした。
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