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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「いまも談志の夢をみる」

2024-09-14 10:56:04 | 日記
吉川潮さんの
「いまも談志の夢をみる」
です。
演芸評論家として、数々の芸人伝を
物してきた吉川潮さん。
一方で、落語立川流の顧問としても
活躍してきた。
サブタイトルに
「落語立川流、家元と顧問の五十年」
とある通り、半世紀にわたる
お二人の交流が描かれた本です。

まずは、我々と同じく
ファンとして、高座の談志を見ていた日々。
やがて、スポーツ紙のライターとして
談志を取材。
立川流顧問だった色川武大氏の知己を得て
立川流に関わるようになり
色川さんがお亡くなりになったあと
家元から頼まれ
顧問に就任する。

家元の色々なエピソードが書かれているが
一番気になったのは
「志の輔 談春 志らく」を、どう評価していたのか。
志の輔は、芸人として、きちんと評価
談春は、ネタが被るところもあるので、少し複雑な感情
志らくは、一番のお気に入り。
分かるような気がします。

晩年、病に倒れた師匠。
当然、思うような芸が出来ない。
「ほんとの事を言ってくれ」
と家元に言われ、ダメ出しをする吉川さん。

胸に響く場面でした。


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