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冤罪を描いたミュージカル 石丸幹二&堀内敬子「パレード」

2017-06-01 10:46:48 | 日記
1999年のトニー賞受賞作「パレード」です。20世紀初頭に南部で起きた冤罪事件をミュージカル化したもの。当時から、こういう題材を、どうミュージカル化するのか、興味あったんですよね。ようやく観ることが出来ました。
主演の冤罪に陥れられるレオ•フランク夫妻に石丸幹二&堀内敬子。言うまでもなく、元四季コンビ。脇を固めるのも、武田真治 石川禅 岡本健一 藤木孝 坂元健児などなど実力派揃いのいいメンバー。
冒頭 「パレード」というタイトル通り、太鼓の音が聞こえてきます。 南北戦争の余韻がまだ残る「メモリアル•デイ」のパレードの日。一人の白人女性が殺されます。容疑者として逮捕されたのは、女性が勤めていた工場の工場長 レオ•フランク。ユダヤ人。皆の怒りは、頂点に達します。裁判でも嘘の証言が飛び交いますが、評決は有罪。
ここで立ち上がったのが、レオの妻ルシール。彼女は州知事(岡本)に掛け合い、再調査を頼みます。結果、死刑は免れます。2人の未来に光明が見えたと思った瞬間、悲劇が訪れます。
ラストは、なかなかショッキングでした。主演の石丸 端正な顔立ちですが、どんな悲惨な状況になっても、品位を失わないレオを、見事に演じていました。


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