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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

フレデリック•ブラウン 「まっ白な嘘」

2021-04-21 09:45:28 | 日記
お家時間が増えている今
テレビ三昧の日々をちょい反省。
読書の時間を増やそうとしています。
といっても、長篇はしんどい。
で、選んだのが
フレデリック•ブラウンという方の短篇集
「まっ白な嘘」です。
例によって、この方の本 初読みです。

表題作の「まっ白な嘘」を始め17篇の短篇からなる作品集。
私の好みは「ライリーの死」
ベン•ライリーというアイルランド人。
うだつの上がらない刑事。
が、その死によって、町には「ライリー公園」「ライリー劇場」なるものができている。
何故、そんなことが起きたのか。
ライリーが亡くなったのは、クランドール市長の選挙運動のパレードが行われた日。
市長は、彼の従兄弟。
護衛に当たったライリー。
市長に向かって投げつけられた信管を身を挺して防ぎ殉死してしまう。
一躍、英雄になったライリー。
町の人によって見送られるが•••
というお話。

ほかにも、銀行強盗の起きた町に現れたミス•ダークネスと呼ばれる
謎の女性の正体を描いた「闇の女」
最後に読んでくださいと注釈のついた「うしろを見るな」
など、興味深いプロットの作品が載っていました。



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